第二種電気工事士筆記60点合格㊙ 短期間勉強法

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第二種電気工事士の筆記試験は短期間の勉強で必ず合格!

合格率は約60%程度と、資格難易度としては比較的やさしいほうですが、勉強しなければ絶対合格しません。
コツコツ半年かけて勉強するのもいいですが、合格の為の効率的な勉強法をここでは紹介したいと思います。

当サイトが日々忙しい受験者の皆様にとって少しでも参考になれば幸いです。

第二種電気工事士筆記試験の勉強法

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筆記試験は100点を目指してはダメ!

毎年試験では第1問~第10問が計算問題となっていますが、この10問すべてを正解する為の勉強は大変です。
勉強初日で、この計算問題を見た瞬間挫折する人がいますが、それは、すべてを理解しようとするからです。いくら勉強しても独学では、理解しがたい問題もありますので、ここに時間をかけてはいけません。

第1問~第10問の計算問題は、5問(10点)程度の正解を目指しましょう。理解できない計算問題に固執せず、他の暗記問題に集中するようにしてください

受験者の中にはこの計算問題10問を全て捨てて勉強される方もいますが、残り40問中30問(75%)正解しなければなりませんので、10問すべてを捨てるのは危険です。


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第2種電気工事士・問題1/一般問題のポイント解説

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問題1⃣の一般問題は、問題数30問・配点は1問当たり2点になっています。それぞれの科目の目標正解数(点数)と勉強のポイントを下記に紹介します。

問1~問10・勉強のポイント

目標正解=5問(10点)

出題科目は【電気に関する基礎理論】【配電理論及び配線設計】となっています。
計算問題の出題傾向を分かりやすく4つに分けてみました。

直流回路=出題数2~3問

交流回路=出題数2~3問

配電理論=出題数2~3問

配線設計=出題数3~4問

この中で、自分で理解しやすい項目を2つ以上選択して勉強することを、お薦めします
比較的理解しやすいのは、直流回路と配線設計ですので、この2項目に絞って勉強してはいかがでしょうか。

問11~問18・勉強のポイント

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目標正解=5問(10点)

出題科目は【電気機器、配線器具、並びに電気工事用の材料及び工具】です。
出題範囲は3項目=出題数8問

  1. 電気機器及び配線器具の構造及び性能
  2. 電気工事用の材料の材質及び用途
  3. 電気工事用の工具の用途

工具や材料が写真で出題されますので、電気工事作業者は勉強しなくても解答できる問題が3~4問出題されます。しかし、日ごろ間違った思い込みで、作業している場合もありますので今一度、器具や材料の性能・性質についてしっかり勉強しておく必要があります。

問19~問23・勉強のポイント

目標正解=2問(4点)

出題科目は【電気工事の施工方法】です。
出題範囲は4項目=出題数5問

  1. 配線工事の方法
  2. 電気機器及び配線器具の設置工事の方法
  3. コード及びキャブタイヤケーブルの取付方法
  4. 接地工事の方法

電気工事従事者であっても規定の長さや数値また施設可能な場所などを理解して作業している人は少ないと思いますので、過去問題を繰り返し勉強しながらしっかり暗記するようにしてください。特にD種接地工事、金属管工事は出題率が比較的高いので、施工方法や設置場所また規定の数値など覚えておくようにしてください。

問24~問27・勉強のポイント

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目標正解=2問(4点)

出題科目は【一般用電気工作物の検査方法】です。
出題範囲は5項目=出題数4問


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  1. 点検の方法
  2. 導通試験の方法
  3. 絶縁抵抗測定の方法
  4. 接地抵抗測定の方法
  5. 試験用器具の性能及び使用方法

出題範囲が絞られている為、全問正解できる科目でもあります。参考書などでも少ないページ数になっていますので、測定器の用途や記号について過去問題を勉強しながら、覚えるようにしてください。

問28~問30・勉強のポイント

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目標正解=1問(2点)

出題科目は【一般用電気工作物の保安に関する法令】です。

出題範囲は3項目=出題数3問

  1. 電気工事士法、同法施行令、同法施行規則
  2. 電気設備に関する技術基準を定める省令
  3. 電気用品安全法、同法施行令、同法施行規則及び電気用品の技術上の基準を定める省令

せっかく取得する資格ですので、電気工事士の義務・資格を必要とする作業・資格を必要としない作業(軽微な工事)は、しっかり覚えてください。

第2種電気工事士・問題2/配線図のポイント解説

問題2⃣の一般問題は、問題数20問・配点は1問当たり2点になっています。
毎年、建物の配線図をもとに、出題されています。図面に示されている、記号などが多く出題されますが、電気工事に使う道具についての問題もいくつか出題されます。
電気工事に従事している人は、ほとんど理解できるかと思いますが、案外 間違って理解している場合もあるので、過去問題をしっかりやることが大事です。

問31~問50・勉強のポイント

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目標正解=16問(32点)

出題科目は【配線図】です。
出題範囲は1項目=出題数20問

  1. 配線図の表示事項及び表示方法

電気工事作業者にとっては勉強しなくても日ごろの工事経験のみで、点数を確保できる科目です。しかし、1点でも確実に加点するために、必ず過去問題を解き、間違った問題を勉強するようにしてください。

日ごろ、電気工事に携わらない方にとっては、見慣れない工具や材料の写真出題が多い為、覚えることがいっぱいで大変ですが、ホームセンター等でだいたいの電設資材や工具が置いてありますので、実物を見て勉強すると覚えやすいです。

第2種電気工事士筆記試験合格のアドバイス

【問題1+問題2の正解目標合計】

問題1/一般問題30問中=目標正解15門(30点)

問題2/一般問題20問中=目標正解16門(32点)

合計目標正解=32問(64点)

この点数は、最低目標と考えるべきです。何度も言いますが、試験までに1問でも多く過去問題に取り組んでください。

第二種電気工事士合格者からのアドバイス

【平成24年度下期受験者の声】

このサイトで紹介しているように、最初の10問の計算問題を深く理解しようとすると、そこに時間を取られるばかりか、やる気も削がれます。しかしながら、全く計算問題をやらないのは危険です。出題されている、計算問題は全てが難しいわけではありません。5問程度は正解するよう勉強することをおすすめします。

基本的に、暗記が大変でした。特に電気工事に従事しているわけではないので、ホームセンターに出かけて、道具や材料を見て触って勉強しました。やっぱり参考書等の写真で見るより、実物を見た方が、覚えるのは早いです。

とにかく、まずは筆記合格ですが、注意しなければならないのは、筆記合格で安心してしまうことです。実技は、練習あるのみです。せっかく筆記は合格したのに、実技で不合格ではもったいないです。

実技の試験会場では、非常に緊張したことを覚えています。私が受験した時よりも、合格の判定が難しくなっていると聞いています。本番で、焦らないためにも十分練習してください。
ちなみに、焦ってカッターナイフ等で指を切ることもあるようです。「ばんそうこう」は必ず携帯した方がいいでしょう。

第二種電気工事士筆記60点合格㊙ 短期間勉強法のまとめ

勉強しないことには、絶対合格しないと思ってください。
勉強法として、暗記ものだけに集中しても危険です。また、計算問題だけを理解しても合格しません。
過去問題に取り組みながら広く万遍なく勉強することが大事です。

60点以上獲得のため、少しでも参考になれば幸いです。

【あくまで、過去の科目別出題数を参考にしていることを、ご了解ください。】


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