ダニの被害に遭わないための防止対策!

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ダニの繁殖条件を知って防止!

ダニ被害に遭わないためには、ダニの最適な繁殖条件にならないよう、住居環境に注意するしかありません。

ダニの繁殖条件は、温度が20~30℃・湿度が60~80%ぐらいで、ダニのエサとなるホコリ・フケ・食物カス・カビなどがあることです。

温度・湿度の自然環境はどうにもなりませんし、ダニのエサとなるホコリ等を隅々まで除去することも難しく、完全にダニを退治するには、一時的な方法ではありますが、殺虫剤などの薬剤に頼るしかありません。

しかし、チョットした対策で、ダニの発生は抑えることができます。
住環境を一度見直してみてはいかがでしょうか。

ダニの被害に遭わないための防止策

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毎日お掃除しているお宅でも、ホコリ1gの中にダニが200匹はいるといわれています。ただこれは、人を刺さないチリダニで、200匹ぐらいならほとんど害はありません。

ところがチリダニが繁殖するとチリダニを食べるツメダニが発生し、これが人を刺してかゆくする被害がおきます。またアレルギー体質の人がいるお宅では、チリダニやその死骸、フンがゼンソクやアトピー性皮膚炎の原因にもなっています。


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ダニ対策は換気をよくして湿度を下げる!

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湿度が55%以下になると、ほとんどのダニは生きていけません。

ちなみに55%というのは、冬の晴れた日の屋外の湿度ぐらいですので、まずは、こまめに換気することが大事です。また、空気が動かないと湿度は上昇しますので、留守がちで閉めきった部屋は、よくありません。

できるだけ換気して湿度を下げるようにしてください。

(繁殖しやすいところ)

  • カーペット=カーペットの中でもとりわけ、ウールカーペットや混紡のカーペットは、吸水性に優れているので、湿気がこもりやすく、ダニの居心地がよくなります。
  • =特に天然素材(イグサ)でできている畳はで含水分量が多く、通気性が悪いので、そこに部屋の温度が上昇すれば、格好のダニ産卵場所になります。
  • 布製ソファー=布部分の素材がウールや混紡なら、湿度・温度が上がるとダニの繁殖条件にはぴったり場所です。厚地のものほど、奥に入り込んでしまうので、退治するのが難しくなってなってきます。
  • ぬいぐるみ=子どもが持って遊ぶものは要注意です。カーペットと同様に、吸水性が高いのでダニが大好きな場所です。
  • 寝具=ダニにとって快適な温度と湿度、そしてエサとなるフケやアカも多いため、ダニが大好きな場所です。また、素材にもよりますが、そばがらの枕は、ダニのえさが中に詰まっているようなものなので、要注意です。

ダニの繁殖防止にカーペットの素材に注意!

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  • 化繊のカーペット
    化繊のカーペットの吸水力は5%程度です。ウールカーペットに比べて、ダニの繁殖も少なくなりますが、湿度がダニの生息条件になれば、ダニは繁殖します。カーペットはもともとダニの好む場所ですから、決してあなどってはいけません。
  • ウールのカーペット
    素材がウールだと、それ自体に吸水能力が16%あるので、部屋の条件に寄っては、湿度がすぐ70%以上になってしまいます。チリダニだけでなく、チクッと刺すツメダニも繁殖しやすくなります。
  • 畳の上にカーペット
    畳とカーペット、どちらも吸水性がありますので、湿気だけでなく、隠れる場所もたくさんできてしまい、ダニにとってこの上なく、住みやすい環境を作ることになってしまいます。

カーペットを選ぶ時は、糸が切りっ放しになっているカットタイプよりも、ループになっているものがおすすめです。カットタイプは毛がねてしまい、湿気がたまりやすくなりますが、ループタイプのカーペットなら通気性が多少確保されます。

ダニの繁殖を予防するために!

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よく掃除機をかけることが、ダニのエサとなるホコリなどを取るばかりでなく、ダニやその死骸・フンを吸い取れるので、一番効果的です。またカーペットや布団などは太陽に干すとよいです。

干すだけではダニは死滅しませんが、湿度を下げることで、ダニにとっては最悪の環境になりますので、ダニを寄せつけない効果があります。

ダニのエサを除去する掃除はこまめに!

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  • 髪の毛に注意
    綿ボコリの中には、ホコリだけでなく、フケやあか、髪の毛などが混じっています。ソファーやベッドの隅に、湿気を含んだ綿ボコリが大量に積もっていたら、それは格好のダニの住みかです。固く絞ったぞうきんで、ていねいに拭き取るようにして掃除しましょう。
    髪の毛やフケはダニの大好物です。健康な人の髪の毛のフケはダニにとって栄養満点。
    カーペットの上にそれらが落ちるとカーペットにからみついて取りにくくなってしまいますので、髪をブラッシングする場所を決め、もし落ちているのを見つけたら、粘着ローラーなどで、こまめに取りましょう。
  • 食べ物に注意
    人間の好物はダニにも好物です。食べかすなどは、格好のえさになってしまいます。特に小さい子どもがいる家庭では、お菓子の食べこぼしなどは日常のことですので、シートを敷くとか、トレイの上で食べるなどして、下に落とさないようにしてください。
  • ペットに注意
    ペットの犬や猫などの毛も人間の毛といっしょなので、できることなら、ペットをカーペット敷きの部屋には入れないようにしましょう。またペットの体も極力清潔にするよう努めてください。

ダニの被害に遭わないための防止対策!のまとめ

上記の内容だけでは、なかなかダニの発生を抑えることは難しい場合があります。

ダニの被害が大きくなる前に、市販されている防虫シート・防虫マット・殺虫剤などの薬剤や高性能の掃除機・布団乾燥機の使用も検討することをおすすめします。


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