ピーマンは苦いけど栄養豊富!【青臭さや苦味を克服する方法】

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栄養や特徴を知りピーマン嫌い克服のヒントに!

ピーマンには独特の苦みと青臭さがあり、特に子供が苦手とする食材です。
大人になってからも嫌いな人が多いようですが、ピーマンは加熱調理しても壊れにくいビタミンCをはじめ、β-カロテンビタミンEカリウムなどが豊富に含まれている栄養価抜群の野菜です。
当然ながらピーマンは、さまざまな生活習慣病を予防に働きます。また、ビタミンCはコラーゲンの合成を助ける働きがあるうえ、ビタミンEとの相乗効果で毛細血管を健康に保って代謝を促すので、美肌作りに威力を発揮してくれます。

※紹介している「ピーマン」に関する健康効果等については、多くの情報の中から、「なるほど!・効果がありそう!」と思われたものを参考にしています。当然ながら個人的な見解もあり、体に与える影響については、個人差があること ご了承ください。

ピーマンの栄養と食べ方

ピーマンはトウガラシの栽培品種に分類されます。
日本の店頭で食用として販売されるものは、明治初頭にアメリカから伝わったイスパニア種を品種改良した緑色のものが多いです。

一般的なピーマンは成熟前に収穫するので「緑色」をしていますが、その時期に収穫せず熟させると、黄色やオレンジ、赤色へと変化していきます。これを「カラーピーマン」と呼び、パプリカ」とは違うものです。

パプリカとピーマンの違い
パプリカは、輸入が解禁された平成5年以降から日本でも普及し始めた野菜です。
実は「ピーマン」も「パプリカ」も、ナス科のトウガラシ属の植物で、辛みのないトウガラシの一種になります。同じ品種のため明確な違いや定義はないのですが、パプリカの果実は大きく肉厚で甘みがあり、赤や黄色、オレンジ色などカラフルな色合いが特徴です。
一般的にオランダからの輸入が増えてからパプリカ(オランダ語でピーマン)と呼ばれるようになったようです。

参考資料:農林水産省「消費者相談」

参考資料:ピーマンとパプリカの違いについて|東京ガス ウチコト


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ピーマンに特筆される注目の栄養素

≪赤ピーマンは疲労回復におすすめ!≫

ピーマンは成長と共に、緑から黄色、赤色へと変化しますが、緑色のピーマンにはクロロフィル(葉緑素)が豊富に含まれ、赤くなるほどに熟成されてビタミンCや赤の色素のカプサイチンの含有量が増していきます。
抗酸化作用の高いカプサイチンは、多くの効用が期待されています。たっぷり食べて夏の栄養補給におすすめです。

≪緑ピーマンは血液をサラサラに!≫

緑ピーマンの子供が嫌う独特のにおいは「ピラジン」という成分です。このピラジンは血栓の予防、動脈硬化や心筋梗塞の予防などの効果が期待されています。

ピラジンは緑のピーマンに含まれる成分です。
独特の苦みがある緑ピーマンが苦手な人は、加熱調理で、芳ばしい香りと甘みを引き出すと食べやすくなります。

≪栄養を効率よく摂るなら油いためが最高の調理法!≫

β-カロテンやビタミンEなど脂溶性ビタミンが豊富なピーマンは、その吸収力を高めてくれる油と合わせて摂るのが一番です。炒め物や揚げ物、チーズ焼きなどにすると、特有の青臭さも抜けて美味しさもアップします。

≪ピーマンは花粉症に効果あり⁉≫

ピーマンが花粉症に? と思うかもしれませんが、ピーマンに含まれるポリフェノールの一種「ルテオリン」には、免疫力の低下を防ぎながら、アレルギー症状や炎症を予防・改善する働きがあるとされています。
花粉症にお悩みの方は、ピーマンはおすすめのようです。

【資料参考書籍】

  • 株式会社宝島社:体に効く!野菜の新図鑑
  • 株式会社マガジンハウス:体に効く 野菜の大百科

苦くないピーマン料理

ピーマン克服のために、アレコレ難しい調理法を試しがちですが、シンプルな調理が一番 青臭さや苦味が少ないように思います。
下記に紹介するピーマンレシピはcookpad紹介の「苦くないピーマンレシピ」ですが、簡単な調理でおすすめです。
真のピーマン嫌いには、ピーマン独特の青臭さが多少気になるかもしれませんが、試してみる価値はあると思います。

子供のピーマン嫌い克服に!!

【材料】

  • ピーマン=3〜4個
  • 塩こんぶ=ひとつまみ(お好み)

【作り方】苦くない☆ピーマン&塩こんぶ/cookpad

お弁当にもおすすめ!

【材料】(3~4人分)

  • ピーマン=4~5個
  • 塩昆布=1つかみ(約15g)

【作り方】簡単すぎ☆苦くないピーマンの塩昆布炒め/cookpad

大人のピーマン嫌いは克服できるか?

真のピーマン嫌いは、ピーマンを口にした瞬間、青臭さが口に広がるため、どうしても我慢できないようです。また、噛むほどにピーマン独特の苦味に襲われるので早く呑み込もうとして、ノドにつかえ「オェ~」となりがちです。
こうした、状況を克服するために、「ピーマン嫌い克服に挑戦した30代男子」の記事を見つけました。
食べやすいピーマンの品種やピーマンの調理法について、アレコレ検証しているので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

おすすめの記事=30代男子、ピーマン嫌い克服に挑戦 |日経電子版


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ピーマンの栄養素・成分値
(可食部100gあたり)

ピーマン
【カロリー・三大栄養素・食物繊維】

ピーマン(生) ピーマン(生) ピーマン(生)
エネルギー(kcal) 22 30 27
水分(ℊ) 93.4 91.1 92.0
たんぱく質(g) 0.9 1.0 0.8
脂質(g) 0.2 0.2 0.2
炭水化物(g) 5.1 7.2 6.6
水溶性食物繊維(g) 0.6 0.5 0.4
不溶性食物繊維(g) 1.7 1.1 0.9

ピーマン
【ミネラル(無機質)】

ピーマン(生) ピーマン(生) ピーマン(生)
ナトリウム(㎎) 1 ※1Tr(微量) ※1Tr(微量)
カリウム(㎎) 190 210 200
カルシウム(㎎) 11 7 8
マグネシウム(㎎) 11 10 10
リン(㎎) 22 22 21
鉄(㎎) 0.4 0.4 0.3
亜鉛(㎎) 0.2 0.2 0.2
銅(㎎) 0.06 0.03 0.04
マンガン(㎎) 0.10 0.13 0.15
ヨウ素(㎍) ※1Tr(微量) ―(未測定) ―(未測定)
セレン(㎍) 0 ―(未測定) ―(未測定)
クロム(㎍) 1 ―(未測定) ―(未測定)
モリブデン(㎍) 3 ―(未測定) ―(未測定)

ピーマン
【ビタミン】

ピーマン(生) ピーマン(生) ピーマン(生)
ビタミンA(㎍)
(β-カロテン当量)
400 1100 200
ビタミンD(㎍) ※2推定値0 ※2推定値0 ※2推定値0
ビタミンE(㎎)
(α-トコフェロール)
0.8 4.3 2.4
ビタミンK(㎍) 20 7 3
ビタミンB1(㎎) 0.03 0.06 0.04
ビタミンB2(㎎) 0.03 0.14 0.03
ナイアシン(㎎) 0.6 1.2 1.0
ビタミンB6(㎎) 0.19 0.37 0.26
ビタミンB12(㎍) ※2推定値0 ※2推定値0 ※2推定値0
葉酸(㎍) 26 68 54
パントテン酸(㎎) 0.30 0.28 0.25
ビオチン(㎍) 1.6 ―(未測定) ―(未測定)
ビタミンC(㎎) 76 170 150

成分、数値は日本食品標準成分表2015年版(七訂)による。

※1=食品成分表の最小記載量の1/10以上含まれているが、5/10未満であるもの。
※2=食品成分表の最小記載量の1/10未満、(ヨウ素、セレン、クロムおよびモリブデンは 3/10、ビオチンは4/10)または検出されなかったことを示す。
(文献等により含まれていないと推定される成分については測定していない場合が多い。しかし、何らかの数値を示して欲しいとの要望も強いことから、推定値として「0」と表示。)

ピーマンは苦いけど栄養豊富!
【青臭さや苦味を克服する方法】のまとめ

人それぞれに嫌いなものはありますが、子供の頃は嫌いでも大人になると好きになる食品は数多くあります。特に苦みや辛みのあるものがそうです。ただし、なぜか大人になってもピーマンの苦味には我慢できない人多いようです。
無理に食べる必要はないと思いますが、子供の前では食べないわけにはいかないですよね!

当サイトがピーマン克服のヒントになれば幸いです。


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