納豆の注目される栄養と効能-食材の予備知識-

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納豆は大豆を発酵させて効能パワーアップ!

『納豆の注目栄養は納豆菌がもつ独自の酵素ナットウキナーゼです。』

大豆の中にある酵素ナットウキナーゼは納豆が大豆を分解してつくったものです。
納豆は発酵することで、大豆にない有効成分が多く含まれます。特に、血液中の血栓をできにくくするナットウキナーゼ血栓溶解作用は食材の中でもトップクラスです。

豆知識【納豆と味噌】
納豆と味噌はどちらも蒸した大豆から作られる、伝統的な日本の発酵食品です。納豆は蒸した大豆に納豆菌を加えたものです。味噌は麹と塩を加えて出来たもので、麹の原料である米、麦、豆の割合によって、味噌の種類や甘口・辛口などの味が変わってきます。
【納豆のカロリー】
約1食分50g=100Kcal
100g=200Kcal

納豆に含まれる栄養と効能

日本人の健康を支えてきた伝統食品「納豆」。この納豆のネバネバ部分に含まれるタンパク質分解酵素がナットウキナーゼです。
納豆は、煮大豆を納豆菌が発酵させることでできる食品ですが、この発酵過程でナットウキナーゼをはじめとする多様な栄養素が生成されます。

ナットウキナーゼの働き

ナットウキナーゼには、血栓の主成分であるフィブリン(血栓の素となるタンパク質)に直接働きかけ分解(溶解)する作用があります。また、身体の中の血栓溶解酵素にも作用し血栓溶解活性の増強作用があることがわかってきました。このため、納豆は血栓症を招きやすい生活習慣病などの改善に働く食品として注目されています。

【血栓症について】

血栓症とは、血管が血栓で詰まることにより臓器に血流が流れなくなることを言います。
その結果、末梢臓器の細胞が死ぬことを梗塞と言い、血栓が詰まる場所により、脳梗塞や心筋梗塞と分類されます。

食生活や生活習慣の変化により、現代人は高齢者に限らず若年層でも血液成分のバランスが崩れ、コレステロールや中性脂肪値の多いドロドロ血が増えています。ストレスや不規則な生活になりがちな人は血栓ができやすいといえるでしょう。

納豆に多く含まれるビタミンK2の働きに注意!

食品としての納豆には、血栓溶解を促す成分「ナットウキナーゼ」が含まれている反面、血液凝固を促進する「ビタミンK2」も含まれています。
このため、血栓症患者などに処方される血液を固まりにくくする医薬品を服用されている方は、「ビタミンK2の拮抗作用」により効果が減弱されるため、納豆などのビタミンK2を多く含む食品の摂取は医師により制限されています。

ビタミンK2は骨を丈夫にする栄養素でもあるため、納豆は健康増進に素晴らしい食材ですが、病気の内容によっては納豆の食べ方には注意が必要です。健康に心配のある方は、必ず医師にご相談ください。

記事参考=日本ナットウキナーゼ協会


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納豆の主な栄養素と効能

  • ビタミンE (美容・美肌・更年期・中性脂肪抑御)
  • カリウム (美容・美肌効果・高血圧予防)
  • ムチン (美容・美肌効果)
  • ポリグルタミン酸 (美容・美肌効果)
  • ビタミンB1 (中性脂肪抑制・ダイエット・疲労回復・免疫力強化)
  • ビタミンB2 (美容・美肌・整腸・ダイエット)
  • ビタミンK (骨元気・老化防止・抗潰瘍)
  • 納豆菌 (美容美肌・整腸・ダイエット・風邪予防)
  • ジピコリン酸 (風邪・インフルエンザ予防・抗菌殺菌)
  • セレン (抗酸化作用・抗ガン効果)

ビタミンEの働き

ビタミンEには水分と油分を溶け合わせる乳化作用があり、皮膚細胞の水分と油分のバランスをとって皮膚の状態をよくします。また、ビタミンEには皮膚を老化させる活性酸素を消去する作用があります。活性酸素は血液中の脂肪を酸化させて過酸化脂質を作り出しますが、過酸化脂質を減らして血流をよくする作用もあります。これによって血流が盛んになり、皮膚細胞に新鮮な酸素と栄養素が充分に届けられるようになり、皮膚細胞の老廃物の排出も盛んになります。

カリウムの働き

細胞は内側にカリウム、外側にナトリウムが多いバランスで正常に働くようになっています。これは皮膚細胞も同じですが、細胞が新陳代謝を行うとカリウムが減っていきます。このときに体内にカリウムが多くあると細胞内にカリウムが取り込まれて、細胞は正常な働きを保つことができます。しかし、食事で摂るカリウムが少ないとカリウムの代わりにナトリウムが取り込まれて細胞の働きが不十分になります。カリウムにはナトリウムを排出する作用もあり、皮膚細胞を活性化させ、皮膚の再生も進めていきます。

ムチンの働き

納豆のネバネバ成分であるムチンは、糖とたんぱく質の複合体で、消化酵素によって胃粘膜が溶かされないように保護し、胃腸を強化して、消化・吸収を促進させます。その結果、栄養成分が豊富に取り込まれるようになり、皮膚の再生を進めるのに必要な栄養成分を皮膚細胞に豊富に送り届けられるようになります。

ポリグルタミン酸の働き

ポリグルタミン酸は、納豆のネバネバの主成分で、アミノ酸のひとつであるグルタミン酸が、鎖のように直鎖状に結合してできた天然のアミノ酸ポリマーです。このポリグルタミン酸は非常に分解されにくく、胃壁を守ったり、腸管で老廃物など体にとっては毒素といえるものの排泄を促進したりしてくれます。また、ポリグルタミン酸のなかには、ナットウキナーゼと呼ばれる血栓溶解酵素が含まれています。


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ビタミンB1の働き

ビタミンB1が不足すると、糖質を効果的にエネルギー化することができなくなり、血液中で余った糖質は肝臓で中性脂肪に合成されます。この中性脂肪が脂肪細胞にたくわえられて体脂肪となっていきます。
ビタミンB1は水に溶けやすく、熱に弱く、加熱調理で失われていきます。納豆は発酵によって商品化されるので加熱されていないうえに、そのまま食べることができるので効果的に補給できる食品といえます。

ビタミンB2の働き

脂質をエネルギー化させるのに必要な水溶性ビタミンとして知られますが、ほかにも細胞の再生を促して、健康な皮膚や髪、爪などを作る効果があります。ビタミンB2は大豆に豊富に含まれていますが、納豆の場合には納豆菌によって作り出されることから、大豆以上に多くなっています。

ビタミンKの働き

骨はカルシウムとたんぱく質が結合して作られていますが、ビタミンKは、その結合を高め、骨の形成を高めるとともに、骨からカルシウムが出て行くのを抑える作用があります。ビタミンKにはレバー、海藻、野菜などに含まれるビタミンK1と、納豆、味噌、チーズなどの発酵食品に含まれるビタミンK2とがあります。骨粗鬆症の人と、そうでない人を比較すると、血液中のビタミンK1濃度には大きな差はありませんが、ビタミンK2は骨粗鬆症の人は濃度が低くなっていることから、骨を丈夫にするにはビタミンK2のほうが重要だといえます。体に必要なビタミンK2の半分ほどは腸内細菌によって作り出されていますが、充分量を摂るにはビタミンK2が群を抜いて多い納豆を食べることがすすめられています。

納豆菌の働き

大豆を発酵させて納豆を作る納豆菌は熱に壊れにくく、腸内でも発酵を進めて、腸内環境を酸性化させていきます。酸性化すると腸内に棲みつく善玉菌は増殖しやすくなり、悪玉菌の増殖は抑えられます。納豆菌は食物繊維があると腸内での働きが盛んになるので、食物繊維も豊富に含む納豆を食べることで、整腸作用が高められます。

ジピコリン酸の働き

大豆が納豆菌によって発酵することで発生する成分で、強い抗菌作用、抗ウイルス作用のほか、がんを自殺的に破壊するアポトーシス作用があることが知られています。雑菌を用いた抗菌実験では、無添加のシャーレでは雑菌のコロニー(肉眼で見える雑菌の集まり)が数多く見られたのに対して、ジピコリン酸を納豆を食べるときの濃度で添加した場合にはコロニーが見られなかった、という結果が得られています。納豆を1パック(100g)食べることで、その効果が得られます。

セレンの働き

活性酸素を消去する抗酸化作用が強いミネラルです。炎症を起こしたり、傷ついた粘膜では活性酸素が多く発生して炎症や細胞の傷を悪化させますが、それを抑える作用があります。免疫細胞であるリンパ球のB細胞による抗体の産生を促し、免疫機能を高める作用も認められています。

記事参考=全国納豆協同組合連合会/納豆PRセンター

納豆に合う食材は?

オクラと合わせて疲労回復!

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オクラをサッと茹でて刻み、納豆に混ぜると、ヌメリ成分のムチンの働きにより納豆の大豆たんぱくの吸収率がよくなります。疲労回復に、スタミナ増強に効果があります。

ビタミンB6と食べ合わせて美肌効果アップ!

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ビタミンB6はタンパク質を代謝するために必要不可欠なビタミンで、肌の新陳代謝を促します。このため、納豆に含まれるビタミンB2と食べ合わせることで、細胞の再生を助け、美肌効果が一段とアップします。

【ビタミンB6が豊富な食材】

カツオ・マグロ・ニンニク・バナナ など

ビタミンCと食べ合わせて代謝効率アップ!

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ビタミンCは納豆に含まれるビタミンB2の成長促進作用を助けたり、脂質の代謝効率を上げて、エネルギーを生み出しやすくします。ビタミンCは加熱すると失われるため、生食がおすすめです。

納豆はビタミンCやカロテンを含んでいませんが、薬味にネギを入れるとそれらを補い、ビタミンB群の吸収を助けます。

【ビタミンCが豊富な食材】

緑黄色野菜・いも類・果物 など

納豆の注目される栄養と効能-食材の予備知識-のまとめ

納豆が苦手な人は多いようですが、最近では臭い抑えた食べやすいものも出回ってます。
なぜか、食べ慣れると食卓には欠かせない食材になります。太り過ぎや生活習慣病を気にされている方に是非、納豆はおすすめです。

参考=発行所:高橋書店/あたらしい栄養学
参考=発行所:株式会社 学研プラス/知っておきたい栄養学


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