庭が映えるグランドカバープランツを育てよう!
ラミウム ガリオブドロンは、葉に入る銀白色の斑が特徴的で、カラーリーフプランツとしても楽しめます。
日陰に耐える特性を利用し、寄せ植えの葉物のほかシェードガーデンのグランドカバーによく用いられます。
春~初夏にかけて咲く黄色の花も美しく、夏の暑さや乾燥に多少弱いものの強健なので、育てやすいグランドカバープランツです。
画像出典:http://forestdoor.exblog.jp/
目次
ラミウム ガリオブドロンの特徴と育て方
【ラミウム ガリオブドロン】
- 原産地:ヨーロッパ西部・西アジア
- 開花期:5月~6月
- 草 丈:10~30㎝
- 性 質:耐寒性宿根草
【別 名】
- キバナオドリコソウ(黄花踊り子草)
- ツルオドリコソウ(蔓踊り子草)
ラミウム ガリオブドロン特徴
茎の節から根を出し、匍匐(ほふく)して広がり、茎の先端は立ち上がります。
葉は鈍い鋸歯があり 心形で、白っぽい銀白色の斑が特徴的です。
5月~6月頃、茎上部の葉腋に黄色の唇形の花を咲かせます。日陰でも育ちますが、花を楽しむためには半日陰が適します。
画像出典:通販サイト=楽天みんなのレビュー
ラミウム ガリオブドロン栽培方法
出典:http://plaza.rakuten.co.jp/
栽培置き場所
半日陰~日陰の環境を好みます。特に真夏の直射日光に当たると葉が焼けて鑑賞価値も下がり、生育も衰えますので注意してください。
全くの日陰では花が咲きにくくなりますので、真夏にできるだけ涼しく過ごせる、風通しのよい半日陰の場所がベストです。
寒さには非常に強いので特に防寒対策を必要とせず、戸外で越冬します。
用 土
庭植えの場合、水はけと通気性に富み、適度な保水性のある土が適しています。水はけが悪い場合は、腐葉土や堆肥など有機物をすき込んでおきます。
鉢植えの場合、赤玉土小粒5、腐葉土4、軽石1の配合で混ぜた土がよいです。
植付け
夏を除いて植えつけることができます。庭植えの場合、株は横へ広がるので、株間を25cm程度とって植付けてください。鉢植えの場合、5号鉢に1株が目安で、株が混み合ってきたら、株分けをして植え替えてください。
水やり・肥料
【水やり】
土の表面が乾き始めたら、たっぷりと水やりしてください。真夏は生育が衰えるので、過湿にならないように土の乾き具合をよく確かめてから水やりを行います。
冬はさほど生長しないので、乾かし気味で大丈夫です。
【肥 料】
庭植えの場合、あまり肥料のいらない植物です。土にあらかじめ化成肥料を混ぜ込んでおけば追肥は特に必要ありません。
鉢植えの場合は追肥として液体肥料を生育旺盛な春と秋に施します。
肥料をやりすぎると株が軟弱になって病気にかかりやすくなったり腐りやすくなりますので、肥料の与えすぎには注意してください。
ラミウム ガリオブドロン日常のお手入れ
株元から出てくる地面を這うようにして伸びる茎が伸びすぎたら切りつめてください。
茎が方々に伸びて茂ると、風通しが悪くなって多湿状態になり、調子が悪くなります。
特に梅雨時期など、長雨の続く高温多湿の時期は高温で枯れやすくなるので、注意してください。
病気と害虫
【斑点病】
下葉に、褐色の斑点が現れます。進行すると葉が枯れ上がり、株が弱ります。
湿度が高く、風通しが悪いときに発生しやすいので注意してください。
発病したら早めに傷んだ葉を取り除き、風通しをよくしてあげてください。
【ナメクジ】
葉に這ったあとの光沢のある筋を見つけたら、ナメクジの仕業です。
梅雨どきや多湿な時期に発生しやすいです。水の与えすぎには注意してください。
ラミウム ガリオブドロンの育て方
【庭のグランドカバー草花】のまとめ『花言葉より』
ラミウムの花言葉に『気づかれない想い』があるようです。日陰の極力目立たない場所で気づかれないよう、美しく旺盛に育つ姿は花言葉にピッタリです。
しかし、育てる人間はラミウムの育つ姿に気づかなければなりません。気づかず、放って置くと必要以上に育ってしまい、ラミウムにとっては辛い状態になります。
茎が伸びたら、切り詰めるなどして、お手入れしてあげてください。
※栽培方法、植物の生態については、環境により異なります。また、個人的な見解・解釈もありますので、栽培方法や生態については事前によく調べる必要があります。