庭が映えるグランドカバープランツを育てよう!
銅葉を持つミッドナイトサンはグランドカバーとして、おしゃれな雰囲気の庭造りに最適です。小さいブロンズ色の葉が地面を這うように広がる姿と、5月~6月頃に咲く、星型の黄色い花のコントラストはとても美しいです。
ツルが長く伸びるので、ハンギングや背の高い鉢に植えて垂らして、西洋風ガーデンの雰囲気づくりにも適しています。
丈夫で生育スピードも早く、シックな雰囲気の銅葉は、お庭のグランドカバープランツに、お薦めです。
画像出典:http://blogs.yahoo.co.jp/tri_anthus/
目次
リシマキア ミッドナイトサンの特徴と育て方
出典:http://blog.goo.ne.jp/tom33aa/e/
【リシマキア ミッドナイトサン】
- 開花期:5月~6月
- 草 丈:つる性
- 性 質:耐寒性宿根草
- 分 類:サクラソウ科オカトラノオ属(リシマキア属)
リシマキアは、北半球を中心に、アフリカ、南アメリカ、オーストラリアなどに約200種が分布し、茎が直立するものと匍匐(ホフク)するものがあります。
ミッドナイトサンは旺盛に匍匐し、暑さ寒さに強いため、グランドカバーとしてよく利用されています。
リシマキア その他品種
ヌンムラリア・オーレア
出典:http://gbiz.saloon.jp/kaidan/
やや半日陰のグランドカバーに適し、ライムゴールドの葉が地面を覆うように茂ります。草丈が低くマット状にびっしりと広がり、草姿がきれいです。葉色は日当たりがよく乾燥するほど黄色が出ます。また、日陰で水分が多いほど緑色が出ます。
シューティングスター
出典:http://nijinohanabana.seesaa.net/
ミッドナイトサンの枝変わりで、銅色の葉に不規則にピンクの斑が入る品種です。日当たりのよい場所で、少し湿り気がある所を好みます。比較的、丈夫な植物ですが、夏場の蒸れと冬場の乾燥に弱いところがあります。
リッシー
出典:http://plaza.rakuten.co.jp/
明るい色の葉で斑がランダムに入り、カラーリーフとしても楽しめますが、固まってボール状に咲く黄花はとても美しいです。乾燥を嫌いますので、湿り気のある場所や半日陰のカバーに向いています。
リシマキア ミッドナイトサン栽培方法
出典:http://momon724.blog59.fc2.com/
栽培置き場所
基本的に暑さ寒さに強く、生育旺盛で日当たりから明るい半日陰まで、あまり場所を選ばず育ちますが、極力日当たりの良いところで育ててください。あまりに日陰では※徒長してしまい、花付きも悪く、きれいに育ちません。
※徒長=植物の枝や茎が間延びして伸びること。日照不足になると、草花は日の光を求めて伸びるので徒長になりやすい。
用 土
湿り気のある※腐植質に富んだ土壌を好みます。腐葉土や堆肥を多めに入れて育てますが、庭土の水はけが悪いようであれば、赤玉土などを入れて水はけをよくしてください。鉢植えの場合、市販の草花用培養土を利用するか、赤玉土6、腐葉土3、軽石1の割合で混ぜたものを用いるとよいです。
※腐植質=良質な有機肥料。保水性、通気性、排水性に富み、植物の栽培に適した団粒構造の肥えた土。
植付け
3月上旬から5月中旬と、10月上旬から11月中旬が植付け、植替えの適期です。
鉢植えの場合、植えっぱなしにすると、芽が混み合いすぎて、急に生育が衰えたり、中心部の生育が悪くなることがあるので、2年に1回を目安に、株分けを兼ねて植替えをしてください。
水やり・肥料
【水やり】
土が乾き始めたらたっぷりと水を与えます。特に鉢植えの場合は、乾燥しすぎないように注意してください。
【肥 料】
元肥として緩効性化成肥料を土壌に混ぜておきます。基本的に肥料を好みますので、2ヶ月に1回の割合で追肥として、化成肥料を与えてください。
腐植質の多い土壌で育てている場合、肥料が効きすぎると梅雨時期に倒れやすくなるので、特に追肥(芽出し肥)は必要はありません。
花後の秋に肥料を施し、地中の芽を太らせるようにしてください。
日常のお手入れ
ある程度、刈り込みを行わないと、先端のほうに栄養が行ってしまい、株元がスカスカになり、見た目が悪くなります。
思い切って刈り込んで、肥料を与えてください。また、開花後は必ず花の穂自体をきってやってください。
どんどん成長して、他の植物の生育領域まで進行してしまう場合があります。他の植物に影響しないよう、注意して管理する必要があります。
リシマキア ミッドナイトサンの育て方
【庭のグランドカバー草花】まとめ『花言葉より』
花言葉=勝負好き・強気
栽培のポイントとして、いろいろありますが、基本的に『もう、いいよ!』と言いたくなるぐらい、よく育ちます。
花言葉どおり、他の植物を打ち負かし、生育範囲をどんどん広げていきます。まさに強気一辺倒の植物です。
栽培主の責任として、他の植物を守るためにも、たまに、思い切って刈り込んでやってください。少々刈り込んでも、反省する様子もなく、旺盛に育ちます。
※栽培方法、植物の生態については、環境により異なります。また、個人的な見解・解釈もありますので、栽培方法や生態については事前によく調べる必要があります。
参考=花と雑貨の情報館