サギゴケの育て方【庭のグランドカバー草花】

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庭が映えるグランドカバープランツを育てよう!

サギゴケグランドカバーに最適な強健な植物のひとつです。明るい鮮やかな緑葉と、シラサギに似た小花が美しく、地面を覆うように伸び広がります。
一般的に花色が薄紫色の「ムラサキサギゴケ」が主流ですが、白色花の「シロバナサギゴケ」・桃色花の「モモイロサギゴケ」があります。
基本的に耐寒性はありますが、乾燥には弱いので、湿り気のある場所が適しています。

画像出典:http://www.ezuko-park.com/blog/

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サギゴケの特徴と育て方

sagigoke-2出典:http://yurikago1.exblog.jp/i17/

【サギゴケ】

  • 開花期:4月~5月
  • 草 丈:10~15㎝
  • 性 質:耐寒性宿根草
  • 分 類:ハエドクソウ科 サギゴケ属

※(ゴマノハグサ科サギゴケ属として分類しているところもありますが、最近の分類では、ハエドクソウ科サギゴケ属としているようです。)

サギゴケの特徴

sagigoke-2-2出典:http://blogs.yahoo.co.jp/sinchan_tsu/

春になると花を咲かせます。初夏頃までが花の咲く時期で、花色は、薄紫色、ピンク色、白色などがあります。花の中央部の2列の盛り上がりは白く、毛の生えた黄褐色の点々の斑のようなものがあります。

「(苔)コケ」の仲間ではありませんが「(苔)コケ」のように這うように伸び、ほふく枝を伸ばして細やかな茎葉をマット状に茂らせるということで、「(苔)コケ」という名前が入っているようです。結構、踏まれても耐えてくれるので敷石や飛び石の間、園路の縁取りにもよく利用されています。


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【サギゴケの名前について】

サギゴケは、「ムラサキサギゴケ」「シロバナサギゴケ」の2種がよく知られていますが、本種を「ムラサキサギゴケ」とし、単に「サギゴケ」という※標準和名としての別名もあるようです。しかし、変種の「シロバナサギゴケ」が白花で、花名の由来でもある花姿が、まさに白鷺(シラサギ)に見えることから、こちらも「サギゴケ」と呼ぶ場合があります。

標準和名=学界やその周辺で慣習的に用いられている日本語の名前

サギゴケ栽培方法

sagigoke-3出典:http://yurikago1.exblog.jp/i17/


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栽培置き場所

耐陰性もあり、明るい日陰ならば生育します。しかし、開花が鈍くなり、花数も少なくなりますから、出来れば日当たりの良い場所か、もしくは半日陰の場所で、育てるようにします。
鉢植えにする場合は、乾燥しやすい真夏だけ二重鉢にするか、日陰に移動するなりして乾燥を防ぐようにしてください。

用 土

特に砂質や極端に乾燥しやすい用土でなければ大丈夫ですが、あまりに 庭土の水はけが悪いようであれば、川砂・赤玉土・腐葉土などを入れて水はけをよくしてください。
鉢植えの場合、ごく普通の草花用培養土でよく育ちます。

植付け

植付け時期は、春の3月頃か秋の9月頃です。丈夫な植物ですので、あまり神経質にならずに植え付けて大丈夫です。基本的にあまり肥料は必要ありません。

サギゴケは、種ではなく苗で流通していますので、種付けではなく苗の植え付けをします。
近くのホームセンターなど、サギゴケの苗を扱っていない場合、ネットから苗を購入するほうが、おそらく一番簡単に手に入ると思います。

水やり・肥料

【水やり】

サギゴケは本来、田んぼや畔などに繁殖する、湿地に生える植物なので、乾燥を嫌います。丈夫な植物ですが、極端な乾燥にさらされると枯れてしまいますので、適度に湿り気与えるよう管理してください。
花が咲いていない時期には雑草のように見えて、水やりを怠りがちになります。特に冬の間の土の乾燥には注意してください。

【肥 料】

生育する時期に肥料をやるとよく育ちますが、もともとよく茂る植物で、肥料が無くても十分生育します。
開花時期に花が咲いているのなら、無理に肥料をやる必要はありませんが、葉色が薄くなったりしたときに、一般の植物の規定量の半量を目安に肥料を施します。

sagigoke-2-1出典:http://blog.livedoor.jp/tobutobu2/

日常のお手入れ

良く茂りますので、放っておくとどんどん広がっていきます。グランドカバーとしてとても優秀ですが、適度に切り戻しをしながら、広がりすぎないように管理してください。

サギゴケは、主に株分けでふやすことができます。厳しい暑さが和らいで、ヒガンバナが咲くころが、株分けの適期です。
絡み合った、匍匐(ホフク)している茎葉をほどきながら、株を分けて植えつけます。

サギゴケの育て方
【庭のグランドカバー草花】まとめ『花言葉より』

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シロバナサギゴケの花言葉は「想いを募らせないで」となっているようです。
勝手な解釈ですが、サギゴケが茎をどんどん伸ばすように、いくら想いを募らせても、「ゴールはないから、ほどほどに」という意味の花言葉に感じ取れます。
伸び過ぎたサギゴケの茎も ほどほどに切戻して、想いを絶ち切るように、スッキリとしてあげてください。

ちなみにムラサキサギゴケの花言葉は『忍耐強い』『追憶に日々』『あなたを待っています』です。

※栽培方法、植物の生態については、環境により異なります。また、個人的な見解・解釈もありますので、栽培方法や生態については事前によく調べる必要があります。

参考=コケと付いても苔じゃない、サギゴケ

参考=みんなの趣味の園芸:ムラサキサギゴケ


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