自宅で楽しめる花木(低木)12選

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花や実を鑑賞する花木を紹介!

多年草の花木は、付き合いの長くなる植物です。ガーデニングで扱う際は、育てる環境に合った大きさに仕立てることが大事です。
ここでは、「花を楽しむ花木」「実を楽しむ花木」を それぞれ6種紹介しています。比較的あまり大きく育たない花木をですので、コンテナなどの栽培でも可能です。

低木の花木選定の参考になれば幸いです。

花を楽しむ花木6選

ひと株で十分なボリュームと華やかさが出る低木の花姿は、草花(草本)にはない、安定感やその場のシンボル的なものを感じさせます。
株元に小ぶりの草花やカラーリーフを寄せるのもいいでしょう。

アジサイ

アジサイは落葉低木で、梅雨どきに咲く代表的な花木です。丈夫で育てやすく、乾燥しないように気をつければ鉢植えでも庭植えでも容易に栽培することができます。

花色は、土壌の酸性度に影響されます。青色の花は酸性土壌でよく発色します。
赤色の花は、中性から弱アルカリ性にするとよく発色します。
この性質を利用して西洋アジサイは酸度調整によって花色を変化させた鉢花が出回ります。
しかし、種によって変化には強弱があり、例えばヤマアジサイは酸度によって影響される変化は弱く、一概にすべてのアジサイに当てはまる性質とは言えません。

参考=アジサイの育て方|ヤサシイエンゲイ

参考=アジサイ(ハイドランジア)の育て方|みんなの趣味の園芸 NHK出版

アブチロン

近年鉢物向きのコンパクトでよく開花する品種がふえて、ますます人気が高まっています。
園芸で親しまれているのは、常緑低木タイプがメインです。
熱帯花木や観葉植物として扱うことが多いですが、品種によっては0℃くらいまで耐え、平地や屋外で栽培可能です。あまり大きくならない品種もあり、それらは小さめの鉢植えで楽しむことができます。

関東地方南部では戸外でも冬越しすることがよくあるので、北風の当たらない条件のよい場所では庭木として楽しむことができます。根詰まりを起こすと生育が衰え、特に夏ごろには枯死することも多いので、植え替えを怠らないことが栽培上の重要なポイントです。

参考=アブチロンの育て方|ヤサシイエンゲイ

参考=アブチロンの育て方|みんなの趣味の園芸 NHK出版

ハイビスカス

南国や熱帯をイメージさせることで非常によく知られている花です。その割に出自がはっきりしない、定義付けしづらい、ややこしい植物です。
園芸でハイビスカスというと、ブッソウゲやその他の野生種を掛け合わせて作られた品種の総称ですが、この定義から言うと、ハイビスカスは作られたもので、完全な野生種は存在しないことになります。

【品種について】

ハイビスカスのルーツとなっている野生種はおよそ20種ほどとされていますが、園芸品種は主に以下の3系統に分けられます。

  • ハワイアン系(ニュータイプ)=花は大輪で花色の変化に富むが性質が弱い。
  • 在来系(オールドタイプ)=花はやや小さく花色の変化も少ないが丈夫。
  • コーラル系=花が小さく樹高が高くなり、暑さに強い反面、寒さにやや弱い。

ハイビスカスは、一般に暑さに強いイメージがあるようですが、コーラル系以外は30℃を超える暑さでは花が少なくなり、特にハワイアン系はほとんど開花しなくなります。
世界にはハイビスカスの園芸品種は1万種近くありますが、ハワイアン系の品種がほとんどを占めます。

参考=ハイビスカスの育て方|ヤサシイエンゲイ

参考=ハイビスカスの育て方|みんなの趣味の園芸 NHK出版

ハゴロモジャスミン

ハゴロモジャスミンは、つる性低木で、主に鉢植えで出回ります。常緑性(低温で落葉することもある。)で、つるは1m~3mの長さに伸びます。
一般に普及したのは比較的新しく、あんどん仕立ての鉢植えの販売が始まった昭和50年代からだと思われます。ジャスミンの仲間では、比較的寒さに強く、暖地では庭植えで栽培することができます。

主な開花期は3月~4月で、茎の先端から花茎を出して30~40輪の花をまとめて咲きます。
花は筒状で先端が5つに開き、強い芳香を放ちますが、花がたくさん付くとむせかえるような香りになります。
花はとても可憐な感じなのですが、庭植にして花をたくさん咲かせる場合、香りには注意が必要です。

参考=ハゴロモジャスミンの育て方|ヤサシイエンゲイ

参考=ハゴロモジャスミンの育て方|みんなの趣味の園芸 NHK出版

フクシア

常緑・もしくは落葉性の低木です。
中南米から西インド諸島を経て、ニュージーランド、オーストラリアまでの広い範囲におよそ100種類が分布していますが、主に栽培されているのは野生種を掛け合わせて作られた園芸品種です。その園芸品種は多くの種類があり、現在3000品種くらいあると言われています。

フクシアは下向きに咲く上品な花姿から、貴婦人のイヤリングと呼ばれることもあります。
花形は一重咲きから八重咲きまであり、花の大きさは1cmにも満たない小輪から8cmを超える大輪までと多種多様です。

一般的に日本では、過酷な夏、特に熱帯夜が苦手で、夏越しの難しい植物ですが、日本で作出された「エンジェルス・イヤリング」は耐暑性に優れています。

参考=ホクシア(フクシア)の育て方|ヤサシイエンゲイ

参考=フクシアの育て方|みんなの趣味の園芸 NHK出版

ランタナ

毎年花を咲かせる多年草、もしくは低木があります。
園芸でよく栽培されているのは、ランタナ・カマラ『L. camara』とコバノランタナ『L.montevidensis』、さらにそれらの雑種です。
気温が高ければ季節を選ばずに咲きますが、日本の一般的な気候下では初夏~秋まで咲き続けることが多いです。鉢植えの他、庭植えで育てることもできます。

生育形態によって系統を分けると、低木状になるもの、鉢向きのコンパクトなブッシュ状の樹形になるもの、ほふく性のものなどがあります。また、花がなくても楽しめる葉に斑が入った品種もあります。
寒さにも比較的耐えるので、関東地方南部では戸外でもよく冬越しします。

参考=ランタナの育て方|ヤサシイエンゲイ

参考=ランタナの育て方|みんなの趣味の園芸 NHK出版


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実を楽しむ花木6選

彩りが少ない寒い時期に、カラフルな実が楽しめる低木は、花とは違う趣があります。
日当たりのよい場所で育てると、実つきがよくなります。
鉢植えにしてコンパクトに仕立てるのもいいでしょう。

ジュズサンゴ

ジュズサンゴは、ヤマゴボウ科の常緑多年草(小低木)です。草丈は30〜100cmぐらいで、白い小花を咲かせ、その後に直径3mmほどの実を房状につけます。この光沢のある小さな果実を連ねた姿が可愛いです。

開花・結実期間が長いので、夏から冬まで長く楽しめます。また、使い勝手が良く、鉢植え、寄せ植え、庭植えのほか、切り枝としても利用できます。

こぼれ種でも殖えるほど丈夫で手がかからない植物ですが、寒さには やや弱いので環境によっては1年草扱いになる場合もあります。

参考=ジュズサンゴ:はるなつあきふゆ夕菅の庭

参考=ジュズサンゴ(数珠珊瑚):赤実3号ポット:山野草の苗『園芸ネット』本店

チェッカーベリー

チェッカーベリーは、常緑小低木で、地下茎を伸ばして広がり、寒さにあうと葉色は赤みを帯びます。実の直径1cm前後の在来種と、1.5cmくらいの大実のタイプとがあり、実の先端は5裂します。6月~7月にアセビに似た白い釣り鐘形のかわいらしい花を咲かせます。

寒さに強く、冬の間、赤い実が観賞できます。実を楽しむ花木としては、センリョウ、マンリョウ、などが多く利用されますが、チェッカーベリーは、草丈が低く こんもりと密に茂り、実も大きいので寄せ植えの材料として使いやすいです。
鉢の縁から垂らすような使い方をすると、赤い実がよりいっそう目立ちます。

参考=チェッカーベリーの育て方|みんなの趣味の園芸 NHK出版

参考=チェッカーベリー(ヒメコウジ)4号鉢植え:鉢花『園芸ネット』本店

ペルネチア(ペルネッティア)

ツツジ科ゴーテリア属の常緑性低木です。
コンパクトに仕立てられるので、鉢植えとして出回ります。
秋に色づく果実の様子から「真珠の木」の別名もあります。

メインとなる太い幹はもたず、地際から小枝をたくさん出して茂ります。
5月~6月に壺形の白い花を下向きに咲かせます。その花姿は同じツツジ科のブルーベリーやイチゴノキ、ドウダンツツジなどに似ています。
径1cm前後の果実を作ります。果実は光沢があり、秋に白、赤、暗紫色などに色づいて目で楽しませてくれます。

参考=ペルネッティア(真珠の木)の育て方|ヤサシイエンゲイ

参考=ハッピーベリー(ペルネチア・真珠の木)の育ち方|みんなの趣味の園芸 NHK出版

マンリョウ

冬に付ける光沢のある赤い果実と緑色のコントラストが美しく、正月用の縁起木として親しまれています。常緑性の樹木で、日本では江戸時代から栽培されており、多数の園芸品種が存在します。
暖かい地方では2m近くの樹高に達することもありますが、だいたい1m内外に収まる低木で、林の下など、半日陰で湿潤な環境を好みます。

幹は根元で枝分かれせずまっすぐ上に伸び、先の方で小枝をまばらに出します。7月頃に1cmに満たない小花をたくさん付け、その後、実を着けて晩秋~冬に赤く色づきます。
赤実が基本種ですが白実のシロミノマンリョウ、黄実のキミノマンリョウなどなどが知られています。また、葉に斑のはいるものや葉の形の変わったものなどがあります。

参考=マンリョウ(万両)の育て方|ヤサシイエンゲイ

参考=マンリョウの育て方|みんなの趣味の園芸 NHK出版

ムラサキシキブ/コムラサキ

ムラサキシキブは落葉性の低木で、樹高は2m~3mになります。秋に光沢のある紫色の小さな果実を葉の付け根あたりに まとめてつけるのが一番の特徴です。
赤い実をつける樹木は よく目にしますが、紫色の実をつけるので、目立ちます。

別種に丈が低いコムラサキがあり、庭木として広く普及しています。コシキブとも呼ばれ、コンパクトに収まって場所をあまりとらず、果実もみっしりと付いてボリュームがあり美しいので、ムラサキシキブより用途が広いように感じます。
園芸上の庭木ではコムラサキを指してムラサキシキブと呼ぶことも多いです。

参考=ムラサキシキブ(紫式部)の育て方|ヤサシイエンゲイ

参考=ムラサキシキブの育て方|みんなの趣味の園芸 NHK出版

ヤブコウジ

古くから日本人に愛されてきた常緑性の低木で、名前の示すとおり山林の木陰などに自生しています。大きくなっても樹高は せいぜい30cm程度に収まり、斑入りなど美しい葉を鑑賞する品種は鉢植えにされます。また、低い位置で茂るので地面を覆うのに利用したり、他の樹木の株元や灯籠・庭石の周りに植える「根締め」に用いられることも多いです。

日陰や寒さにも強く、栽培も容易なヤブコウジは、寄せ植え、おしゃれな鉢に植えて観葉植物として、盆栽鉢に植えて古典園芸植物などのように、さまざまなスタイルで楽しむことができます。

センリョウ(千両)やマンリョウ(万両)と同様に、色づいた実は迎春の飾り物に使われ、その兼ね合いからかジュウリョウ(十両)の別名もあります。

参考=ヤブコウジの育て方|ヤサシイエンゲイ

参考=ヤブコウジの育て方|みんなの趣味の園芸 NHK出版

自宅で楽しめる花木(低木)12選のまとめ

せっかく好きな植物を育てようと思っても、環境の合わない場所に植えたところで、生育不良を起こしたり、病害虫に侵されやすく、うまく育ちません。
育てる場所を適切に選ぶと、その後の管理作業はとてもラクになります。

植物の花や実を鑑賞して楽しむ時期は、一時ですが、鑑賞時期を過ぎたからといって、お手入れがおろそかになってはいけません。自宅で植物を育てるうえで大事なことは、極力手間がかからないことも重要なポイントかと思います。

栽培方法、植物の生態については、環境により異なります。また、個人的な見解・解釈もありますので、栽培方法や生態については事前によく調べる必要があります。

【記事参考】

  • 成美堂出版:はじめてのコンテナガーデン
  • 主婦の友社:「園芸店で買った花」をすぐ枯らさない知恵とコツ
  • 株式会社西東社:これだけは知っておきたい園芸の基礎知識
  • 株式会社永岡書店:初めての人でもよくわかる庭づくり
  • 一般財団法人家の光協会:一年中美しい手間いらずの小さな庭づくり

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