庭・花壇・屋内を飾る花は花言葉で!
花言葉を知って、ガーデニングすると花の見方が変わります。花の美しさだけでなく、家族の幸せを願う花言葉で幸福感を味わうことができるのでは・・・。
家族の幸福を、花のもつ言葉に託してガーデニングなんて素敵ですよね!また家族全員が花言葉を知って絆が深まるのでは・・・。
言葉では、なかなか相手に伝わらない気持ちを代弁してくれる花でいっぱいの、そんな住まいにしてみてはいかがでしょうか。
目次
花言葉から育てたい草花を選ぶ!
フラワーショップや、園芸店の店頭に並ぶたくさんの花は、色や形などの個性に加えて、目に見えない、神話や民族伝承などの物語を秘めています。そんな花の個性や物語を象徴的にあらわしたのが「花言葉」です。
中世ヨーロッパでは、花言葉は、男女がお互いの気持ちを確かめるのに大事な役割を担っていました。
当サイトでは、「家族の幸福」を感じさせる花言葉をもつ、草花12種を選んでみました。
ガーデニングの草花選びの参考になれば幸いです。
花言葉=【円満な関係】
ユリオプスデージー
半耐寒性多年草
開花時期は11~翌6月
比較的寒さに強いガーデニング初心者でも育てやすい花です。
花壇が寂しくなる冬から春にかけて、マーガレットに似た花形の黄色い花を次々と咲かせます。 大鉢やボックスに植えて、玄関先サイドやアプローチに飾るとよく映えます。
花言葉=【家族の団らん】
バーベナ
花名はラテン語で「宗教に用いる枝」開花時期は3~10月(品種による)
花言葉は、小さな花が寄り添うように集まって咲く様子を「家族団らん」にたとえています。園芸で栽培されているものは、花後に枯れてしまう「一年草扱いタイプ」と毎年花を咲かせる「宿根草タイプ」の2つに分けられ、「宿根草タイプ」のほうが性質も強健で育てやすいのが特徴です。花壇や鉢植えの他、ハンギングバスケットにも利用されます。
花言葉=【子の愛・孝心】
ユ リ(百合)
花の姿や性質は種によっていろいろ
開花時期は5~8月
キリスト教では、ユリはエデンの園を追われたイブが流した後悔の涙から生まれたとされた伝説があります。日本では、古事記に『神武天皇がユリを摘んでいる娘に惚れて嫁にした』という記述あり、これが日本で最古のユリに関する記述とされています。
- 白 色花言葉=純潔・高貴
- 赤桃色花言葉=虚栄心
- 黄 色花言葉=不安
花言葉=【善良な家風】
コリウス
葉の美しさを楽しむ植物
開花時期は6~10月
バリエーションに富んだ葉の模様や形は、花とは違う鮮やかさがあり、夏から秋にかけての庭を彩ます。種子から育てる実生系と挿し木から育てる栄養系があり、最近は花が付きにくい丈夫な栄養系が増えているようです。
他の花言葉に【恋の望み】があります
花言葉=【母への愛】
カーネーション赤色
母の日に贈る花
開花時期は2~5月
母の日にカーネーションを贈る習慣は、1907年にアメリカの女性が、母親の命日に教会でカーネーションを配ったのが始まりとされ、これにちなみ1914年にアメリカ大統領ウィルソンが、5月の第2日曜日を「母に捧げる日」としたことで、習慣化したようです。
- 白色花言葉=生きた愛情
- 桃色花言葉=熱愛・大胆
- 黄色花言葉=軽蔑
花言葉=【友愛】
コブシ(辛夷)
花名は、つぼみの形が子供の握りこぶしに似ていることから。
開花時期は3~5月
日本各地に自生する花木で、その美しさから観賞用として親しまれています。昔はこの花が咲くと田植えの準備に取りかかったことから、「タウエザクラ・タウチザクラ」という地方の呼び名もあります。また俗説ですが、花が上向きで晴天、下向きで雨といったことで天気占いにも使われていたようです。
花言葉=【理想の夫婦】
グズマニア
明るい日陰を好む植物
開花時期は通年
種類は豊富ですが、グズマニア・マグニフィカという品種は鮮やかな赤色の花(苞ホウ)を咲かせ人気があります。本来は他の木に着生する植物で、根にはほとんど水分吸収の役割はなく、筒状になった葉の基部に水を溜めて、水を吸収します。家庭で育てる場合、春から秋にかけては、この筒状の部分に常に水を溜めておくよう注意が必要です。
花言葉=【幸運を祈る・祝福】
ポインセチア
クリスマスを飾る花
開花時期は10~翌3月
クリスマスとの関係は17世紀ごろ、ポインセチア原産地のメキシコ・フランチェスコ修道会の僧が、ポインセチアを誕生祭の行列に使うようになったのが始まりとされています。短日性の植物なので一日のうちで暗い状態を13時間以上、段ボールなどで覆うことが必要です。9月中旬から50日間程度は、毎日欠かさず夕方5時~翌朝8時までいっさいの光を遮断することで、葉がきれいに色づきます。
花言葉=【幸福が飛んでくる】
コチョウラン(胡蝶蘭)
お祝い花に最適
開花時期は通年(温室栽培)
蝶が舞うような華やかで清楚なイメージがあるため、高価な花ですが、カトレアと並ぶフォーマルフラワーとして、結婚や新築また開業などの贈答お祝いに適してします。寒さが苦手なので、冬は室温を15℃程度に保ち、湿度も必要なので、暖房の効いた部屋では乾燥に注意が必要です。
他の花言葉に【あなたを愛します】があります。
花言葉=【幸福の訪れ】
スズラン(鈴蘭)
古くから聖母マリアの花とされている
開花時期は5~6月
イギリスやフランスでは5月1日を「スズランの日」としています。この日に親しい友人や知人にスズランの花束を贈る習慣があり、贈られた人は幸福になるといわれています。
他の花言葉に【純潔】があり、花嫁に贈る花としても有名。
花言葉=【幸せを招く】
フクジュソウ(福寿草)
正月を祝う花
開花時期は1~4月
本来は旧暦の正月前後(現在の2月中旬)に咲く花で、古くは「正月草」という名でしたが、後に幸福と長寿を祝う花として福寿草と名付けられました。この花は花びらを使って太陽光を花の中心に集め、そこで発生する熱で虫を誘引しています。その為、太陽光に応じて花びらを開閉(日光が当たると開き、日が陰ると閉じる)させます。
花言葉=【よい便り】
アヤメ(菖蒲)
多くが山野の草地に自生
開花時期は、5~6月
別名アイリスとも呼ばれています。ギリシア神話で神々の伝令を務めるイリスが、ゼウスの妻ヘラに頼んで神酒を振りかけて虹に姿を変えたとき、地上にこぼれた神酒がアイリスになったという伝説があり、花言葉の【よい便り】は伝令神イリスに由来したものです。
ガーデニングの花選び!
花言葉で家族の幸福を願う花 12選のまとめ
家族の幸福を願い、幸せな花言葉でいっぱいの住まいにしてみてはいかがでしょうか。
毎日、幸せな花言葉を感じ取ることで、本当に幸せな家庭になるのでは・・・。
花壇や室内に飾る花の花言葉を知ることで、励まされ、また癒されると思います。
※栽培方法、植物の生態については、環境により異なります。また、個人的な見解・解釈もありますので、栽培方法や生態については事前によく調べる必要があります。
※花言葉や花名の由来はさまざまに表現され、紹介されています。また、個人的な解釈もありますので、他で紹介する花言葉の由来や意味と異なる場合もあります。
【花言葉参考】
発行所:株式会社ナツメ社|想いを贈る花言葉