冬から春に咲く宿根草ガーデニング花12選|コンテナや鉢植えにおすすめ!

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冬から春に咲く宿根草12種を紹介!

宿根草は「根が宿る」というように、冬や夏に地上部が全て枯れても、株の根元は残っていて、活動期には目覚めます。(地上部が枯れずに、冬を越すものもあります。)
当然、一年草とは違い、成長しながら毎年同じサイクルを繰り返すわけですが、ある程度の管理方法を知らなければ、一年草と同じ状態になります。

宿根草に限ったことではありませんが、気に入った花を購入する前に、その植物の性質を知り、栽培や管理の仕方を知ることが大事かと思います。

「多年草」は、草性の宿根草と球根類の総称ですが、一般的に宿根草と球根類は区別して呼ばれています。

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冬から春に咲く宿根草12選!

季節の移り変わりを楽しめる宿根草!

宿根草は、花の時期が終わっても株が生き続け、翌年も花を咲かせます。ただし、毎年咲かせるには、休眠している時期の管理も重要です。

冬から春に楽しめる宿根草を管理方法とあわせて紹介していますので、参考になれば幸いです。

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宿根イベリス・センペルヴィレンス

丈夫で育てやすい美しい花!

一年草の「イベリス」は夏を越しません。しかし、多年草タイプは夏を越すことができます。
暖地の場合、多年草タイプでも夏に枯れてしまうこともありますが、「宿根イベリス」は、春になると新芽を出します。
イベリスの中でも この「宿根イベリスセンペルヴィレンス」は、とても丈夫で耐寒性もあり春のガーデニングにおすすめしたい花です。

宿根イベリス・センペルヴィレンスの楽しみ方と管理

【開花期:4月~6月】

センペルヴィレンスは、ポット苗が多く流通しているので、これをコンテナの寄せ植えや花壇に植えつけます。鉢に植えた場合は、毎年秋に植え直します。
春に苗で植えると、そのまま季節をまたいでも比較的順調に生育するので、育てやすさを実感できると思います。

別名に「キャンディタフト」「マガリバナ」「トキワナズナ」があります。

宿根イベリス・センペルヴィレンスの育て方ポイント
  • 耐寒性が強く、寒地でも冬越しできますが、高温期の多肥多湿に弱く、蒸れて株が腐りやすくなるので、できるだけ水はけをよくしておくことが大切です。
  • 春と秋の成長期には、用土が乾き始めたらたっぷりと水を与えますが、梅雨期からは、乾かし気味に水を与え、株が蒸れないように注意してください。
  • 「花がら摘み」を行うと来年の花付きが良くなります。 花がしぼんだら(花の色が茶色になったら)枯れた花を順次摘み取り、数年に一度は刈り込みをします。
  • 肥料は最初に元肥を入れておけば、その後はあまり肥料を必要としません。逆に、肥料を与えすぎることで花付きが悪くなるので注意しましょう。

イングリッシュデージー

飾り気のない野趣のある花姿!

イングリッシュデージーはヨーロッパ原産で、夏に冷涼な気候を好みます。このため、日本での夏越しは難しいとされ一年草扱いになっていますが、寒冷地であれば、宿根可能です。
イギリスでは雑草として扱われるくらい丈夫で、こぼれ種でも増えるほどなので、一年草だからと諦める前に、宿根草として育ててみる価値はあると思います。

イングリッシュデージーの楽しみ方と管理

【開花期:3月~5月】

イングリッシュデージーは、原種のデージーで、やや小ぶりな野趣のある姿をしています。
一重の白い花で、たまに赤紫やピンクが混じるときがあります。
株は小さなロゼット型で、デージーよりも小さめの へら状の葉を密につけます。
基本的な性質はデージーと変わりません。

イングリッシュデージーの育て方ポイント
  • 日当たりと水はけ、水もちのよい場所なら放任で育ちます。
  • 強い乾燥が苦手でやや湿り気のある土を好みます。
  • 酸性土を嫌うので、植え付け用土はあらかじめ苦土石灰などで中和しておきます。
  • 元肥に緩効性肥料を与え、開花期は液体肥料を控えめに与えます。
  • 苗ではあまり出回りませんがタネから育てるのも難しくありません。寒冷地では よく増えますが、暖地でも条件がよければ こぼれ種が来年芽吹きます。
  • 春先のアブラムシが大敵です。定期的に殺虫剤の散布をしましょう。

【夏越しのポイント】

  • 梅雨時期には花柄をこまめに摘み、混み合っている枝を剪定して風通しの良い状態を心がけて下さい。
  • 鉢植えの場合は、雨の当たらない半日蔭に移動します。
  • 夏場は出来るだけ涼しい半日蔭で管理して下さい。

(気象条件によっては、夏越しできない場合もあります。)

オステオスペルマム

開花期が長く 美しい花色が魅力!

オステオスペルマム属には一・二年草の種類もありますが、日本で出回っているのは、多年草の園芸品種です。株を埋めるように次々と咲くカラフルな花が特徴です。

鉢花や苗として出回っているもののほとんどは改良された園芸品種です。改良が進んでおり花色、花姿などバラエティー豊富です。

オステオスペルマムの楽しみ方と管理

【開花期:3月~6月】

晩秋から春にかけてポット苗が出回りますが、分枝が多くボリュームがあるもの、つぼみが多く葉色のよいものを選びます。
次々と新色が登場しているので、好みの色を合わせたり、他の草花と混植して華やかに演出することもできます。

オステオスペルマムの育て方ポイント
  • 日当たりの良い環境でよく育ちます。ただし、西日がもろに当たる場所は適しません。
  • 真夏は風通しの良い半日陰が適します。また、多湿を嫌うので鉢植えは長雨に晒さないようにします。
  • 寒さには強く、霜や凍結に気をつければ-5℃程度まで耐えますが、霜や乾いた寒風に当たると葉先が枯れるので鉢植えの場合はベランダや日当たりの良い室内で育てます。
    庭植えは寒冷紗やべたがけシートをかけるなど簡単な霜よけを行います。
  • 開花期間中は、花茎の下から摘み取る「花がら摘み」をおこないます。こまめに花がら摘みをすることで、シーズン中は次々と新しい花を咲かせてくれます。
  • 花が咲き終わったら梅雨前に全体をばっさりと1/3ほどに切り戻して風通しを良くし、新しい芽が吹くのを促します。(鉢植えは、一回り大きな鉢に植え替えます。)
  • 3月から11月までは土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。
  • 6月から9月中旬までは特に過湿に注意しましょう。12月から2月までは土の表面が乾いたら少量与えます。
  • 肥料は春と秋、液体肥料をときどき与えます。特に春の開花期間中は肥料を切らさないよう、液体肥料なら10日に1回を目安に与えます。夏は暑さで弱っており、冬は生長が緩慢なので肥料は要りません。

西洋オダマキ

目を惹くユニークな花!

日本で西洋オダマキと呼ばれているものは、ヨーロッパ原産のものと北米産の大輪の花を咲かせる数種との交配種をさすようになっています。
オダマキの仲間はもともと雑種をつくりやすいこともあって、多数の園芸品種がありますが、いずれも丈夫な宿根草で、高さ30~50cmになり、株の中心からまっすぐ伸びた茎に赤、黄、青紫、白、桃色などの4~5cmの花を多数咲かせます。

西洋オダマキの楽しみ方と管理

【開花期:4月~6月】

西洋オダマキは、苗の状態で秋と春先に、花つき株の状態で春に入手することができます。庭植えにしてボリューム感のある花姿を楽しみたい場合は、秋に苗を植えて、株を育てておくのがおすすめです。
ある程度の大きさに育った株は、一定の低温に当たらないと花をつくらない性質があるので、タネから育てる場合、春まきして翌春の花を楽しみましょう。

西洋オダマキの育て方ポイント
  • 午前中は日なた、午後は明るい日陰になる場所で栽培します。(真夏は葉焼けや高温障害に注意してください。)
  • 水は表土が乾いたら十分に与えます。庭植えの場合は、晴天が続いて乾燥していないかぎり必要ありません。
  • 耐寒性はあるので、苗のうちはバークチップなどで株元を防寒し、根が凍らないようにすれば庭植えのまま冬越しが可能です。
  • 植えつけた秋から、花が咲く初夏までの間、株の姿がさびしければ、まず鉢植えにして、少しずつサイズアップしながら育て、春になってから定植すると、立派な姿を楽しむことができます。
  • 鉢植えにすると、土に乾湿のメリハリをつけやすく、根が水を求めてしっかりと張るため、株が充実しやすくなります。
  • 3月から9月は、週1回、液体肥料を1500~2000倍に薄めて施します。真夏の間は3000倍程度にしたほうが無難です。

【花が終わったら】

タネをつけさせないように、こまめに花がら摘みをすることで、長く花を楽しむことができます。 花茎が枝分かれして次々と花を咲かせるので、咲き終わった花から随時切り取っていき、全体が咲き終ったら、花茎を株元で切り戻します。
株元の葉は、切らずに残しておきましょう。
(タネを採取する場合は、6月から7月に熟して先端が開いた果実を取って、タネを集めます。)

クリスマスローズ

半日陰で楽しめる人気の多年草!

厳しい冬の間も、がっしりした葉の間から下向きに顔を出す花は風情があり、たくましさを感じさせます。ほどほどに耐陰性があるため、とかく日陰ができやすい都会地の小庭でも、十分に楽しむことができます。

クリスマスローズは、強健で育てやすいものが多いのも特徴です。鉢植えにも庭植えにも向き、ほかの多くの草花に先駆けて花を咲かせ、冬枯れの庭を彩ります。

クリスマスローズの楽しみ方と管理

【開花期:1月下旬~4月上旬】

花の変異が面白いので、コレクションする楽しみがあります。
2年に1回、鉢替えをして大株に仕立てると豪華です。また、庭があれば、落葉樹の下など夏の間、半日陰となるような場所に植えるとよいでしょう。
クリスマスローズはヨーロッパ生まれですが、和風の庭にも よく合う雰囲気を備えています。

10月頃からガーデンセンターなどで売り出されるポット入りの2年生苗を購入すると安価ですが、園芸種は個体によって花色や花形の変異が非常に大きいので、1月~3月くらいにかけて売り出される開花株の花を確認して購入することを おすすめします。

クリスマスローズの育て方ポイント
  • 庭植えの場合は、水はけのよい、明るい半日陰に植えつけます。秋から春までは日がよく当たる落葉樹の木陰などが最適です。
  • 鉢植えの場合は、10月~4月頃までは日当たりのよい場所で、5月~9月頃までは明るい半日陰で管理します。過湿を避けるため、梅雨どきや秋の長雨には当てないようにしましょう。
  • 生育期は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。半休眠期はさほど根が水分を要求しないので、土を多湿にしないように気をつけます。しかし、真夏は乾きやすいので、極端な乾燥状態にならないようにしましょう。
  • 肥料は冬から春にかけて、液体肥料を10日に1回程度定期的に与えます。半休眠時期に肥料を与えると、根や株を傷めてかえって逆効果なので与えません。
  • 植え替えの適期は10月~3月頃です。生育旺盛で根がよく張るので、鉢植えは毎年一回り大きな鉢に植え替えます。それ以上株が大きくできない場合は株分けを行います。
  • 鉢から抜いた株は古い土を十分落とします。黒ずんだ根は傷んでいるので付け根から切り落とし、一回り大きな鉢に、新しい用土で植えます。

クレマチス

シックな雰囲気の つる性植物!

つるバラと並んで、壁面を飾る代表的な「つる性花木」です。
庭植えでは、トレリスやアーチフェンスなど、いろいろな使い方がされますが、鉢植えでも盛んに楽しまれています。

【クレマチス品種について】

  • パテンス系=日本に自生するカザグルマを交配親として作出。
  • ラヌギノーサ系=中国原産のラヌギノーサを元に作出。四季咲き性。
  • ジャックマニー系=イギリスで作出。四季咲き性。
  • フロリダ系=テッセン系の八重咲き。
  • ビチセラ系=南欧原産のビチセラから作出。小輪。四季咲き性。
  • テキセンシス系=アメリカ原産の自生種から作出。

クレマチスは数多くの系統があり、上記以外にも多くの品種がつくり出されています。

クレマチスの楽しみ方と管理

【開花期:5月~7月・10月】

幼苗のうちは弱いので、初心者は1年生苗よりも2年生苗を求めたほうがよいでしょう。地上部に前年枝があるのが2年生苗です。
ポットの鉢穴から根がのぞいているような、根のしっかり張った苗を選びましょう。

クレマチスの育て方ポイント
  • 植えつけ=休眠中の2月~3月が植えつけの適期です。腐植質に富んだ肥沃な培養土に植えます。突然に地上部が枯れる立枯病に備え、土中に2~3節埋めておく(休眠芽を準備)のがコツです。
  • 置き場所=一年を通じて日のよく当たる場所に置きます。
  • 水やり=鉢土の表面が白っぽく乾いたら、たっぷり水を与えます。冬季、休眠中の株も同様です。
  • 肥料=3月~10月中旬まで、週に1回、規定の濃度に薄めた液肥を施します。
  • 病害虫=新芽が伸び出した頃、ヨトウムシナメクジの食害に注意します。
    夏から秋にかけてハダニアオムシアブラムシなどが発生したら、殺ダニ剤やスミチオンなどを散布して駆除します。
    うどんこ病は、ベンレートなどの殺虫剤を月に1回散布して予防に努めましょう。

【花が終わったら】

系統によって花のつき方が異なるので、剪定の方法も それに合わせる必要があります。

  • 新枝に花が咲く四季咲き性の「ジャックマニー系」や「ビチセラ系」は花後、思い切って選定します。
  • 「パテンス系」や「モンタナ系」など前年に伸びた つるの節々に花をつけるタイプは、花後に花首を切る程度の弱選定にとどめます。
  • 「ラヌギノーサ系」「フロリダ系」など新旧両枝咲きタイプは、どこで切っても心配ありません。

ジキタリス

存在感のある花穂が魅力!


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ジギタリスは、ベル形の花を穂状につけ、すらっと優雅に花茎を伸ばす姿は、洋風ガーデンで人気があります。
耐暑性が弱く、日本では半日陰に植えても夏に枯死することが多いため、多くは春に種まきしたものが冬を越して翌年の春に花を咲かせる二年草として扱われます。
しかし、本来は宿根草なので、育てる環境にもよりますが夏越しする株もあります。

ジギタリスの楽しみ方と管理

【開花期:5月~7月】

開花のためには、ある程度の大きさに達した苗が冬の低温に当たる必要があるため、タネを秋まきして翌々年の春に咲かせるか、または春まきして、翌春に咲かせます。
秋または早春にロゼット状態の苗を入手して植えつけることもできます。

花茎が長くなる品種は途中で倒れないように支柱を立てて花茎を支えます。
花穂の上位の蕾が咲いたころ、花茎を根元から切り取ると、その下の節から細い側枝が伸びて二番花が咲きます。
採種しない場合は速やかに花茎を切り取ります。

ジギタリスの育て方ポイント
  • 夏以外はよく日に当てます。やや暑さに弱いので、真夏はできるだけ涼しくて風通しのよい半日陰の場所のが理想的です。
  • 耐寒性は大変強いので特に防寒対策を行う必要はありません。涼しい気候を好むので高地や高原のほうが大株に育ち、より美しい花が咲きます。
  • 水はけのよい砂礫土を好むので、粘土質の土壌であれば、パーライトや有機質の堆肥などを加えて改良します。
  • 土の表面が完全に乾いてからたっぷりと水を与えるようにします。過湿にすると根が腐って株がダメになることがあります。ただし、生育期はぐんぐん水を吸うので、極端な乾燥に気をつけましょう。
  • 植え付ける際にゆっくりと効き目がでる肥料を土に混ぜ込んでおけば追肥は特に必要ありませんが、葉の色が薄くなったり生育が悪いようなときは液体肥料を適宜与えるようにします。
    (肥料を与えすぎると葉ばかり茂って花が咲かなくなることがあります。)

【タネ蒔きについて】

花後にタネを採って増やせます。
7月上旬までに取り蒔きするか、保管しておいて9月に蒔きます。タネはごく細かい光発芽種子(発芽に光を必要とする種子)なので、覆土はしません。
本葉が4枚ほどになったら鉢上げし、成長に応じて大きな鉢に移植して、冬までにできるだけ大きな株に育てると翌春に開花します。

スミレ

野に咲く可憐な花!

スミレは日当たりのよい草地や田畑のわき、石の隙間、道端などに生える多年草です。
根元から多数の葉や花茎を伸ばし、花茎の先に花径2cm前後の濃紫色の花を1輪つけます。
真ん中の下向きの花びら(唇弁)には白い筋があるのが一般的です。

野原で見かけることのできる野草ですが、ごく普通に生えている品種は「タチツボスミレ」と呼ばれているものが多いです。
その他の品種に白色や葉に赤い斑のはいる品種などがあります。

スミレの楽しみ方と管理

【開花期:3月~5月】

鉢植えは、冬から春の間は日なたで初夏以降は明るい日陰になる場所、または、1年を通して明るい日陰で育てます。
庭植えの場合は落葉樹の下や、夏にはほかの植物の陰になるような日なたに植えます。

スミレの育て方ポイント
  • 【用土】=土質を選びませんが、腐植質に富んだ軟らかい土を好む傾向にあります。
    鉢植えの場合、草花用培養土や野菜用培養土と腐葉土を7:3で混ぜたものを使うといいでしょう。
  • 【水やり】=鉢植えは表土が乾いたら十分に与えます。
    庭植えのものは、よほど乾燥が続かないかぎり必要がありません。
  • 【肥料】=鉢植えでは、元肥として、リン酸とカリウムが多めの緩効性肥料を施します。また、春~秋まで月2~3回、三要素等量か、リン酸とカリウムが多めの液体肥料を2000~3000倍に薄めて施します。
    庭植えの場合はほとんど肥料を必要としませんが、念のために9月~10月に、リン酸とカリウムが多めの緩効性肥料を株の周囲にばらまいておきます。
  • 【植えつけ】=夏の終わりから初秋、または生育開始前の2月から3月に行います。育てた苗は、成長に合わせて随時、一回り大きな鉢に植え替えていきます。
    小鉢に植えられた株を購入したときは、すぐに地面に植えるか、3号鉢に植え替えます。

ナデシコ

奥ゆかしさと強さを感じさせる花!

ナデシコの仲間は世界の広い範囲におよそ300種が分布し、日本にも数種類が自生します。
毎年花を咲かせる多年草が多いですが、花後に枯れる一年草もあります。
色々な種同士を掛け合わせて作られた園芸品種がたくさんあります。園芸品種には、四季咲き性のものが多く、常緑性で耐寒性も強いので、品種や場所によっては ほぼ周年にわたって観賞できるほどです。

ナデシコの楽しみ方と管理

【開花期:4月~10月】

日当たりがよく、水はけのよいところが適します。少なくとも半日以上は日光がよく当たるところで、蒸れないよう風通しをよくしておくことが大切です。
砂利混じりのところや、傾斜地、石垣の上など乾きやすいところでも育てることができます。

耐寒性の強い多年草ですが、高温期の多湿に弱く、また古株になるほど生育は衰えてきます。タネや さし芽で数年ごとに株を更新していくのがよいでしょう。
品種によって、草丈の高低や株の広がり方、性質の違いがあるので、場所や用途に応じて選ぶようにしてください。

ナデシコの育て方ポイント
  • 【水やり】=乾燥には比較的強いのですが、生育・開花には十分な水分が必要です。
    用土が乾いたらたっぷり水を与えます。
  • 【肥料】=真夏と真冬を除き、成長期に月1回の置き肥をするか、または月3回ほど液体肥料を施します。四季咲き性の品種は、肥料が切れると花つきが悪くなるので、やや回数を多めに、施すようにします。
  • 【用土】=水はけのよいことが条件です。
    鉢植えでは、赤玉土7、腐葉土3の基本用土に山砂や鹿沼土などを3割ほど加えた用土が使いやすいでしょう。
    庭植え、鉢植え、いずれの場合も少量の苦土石灰を混ぜておきます。
  • 【植えつけ】=細根がびっしり張るので、鉢では根詰まりしやすいです。毎年、春か秋に根をほぐして新しい用土で植え直します。
  • 【切り戻し】=梅雨期の蒸れや、夏越しに備えて、切り戻しを行います。
    草丈の高いものでは、花が終わった茎を順次、株元近くで切り取ります。
    草丈の低いものでは、開花が一段落したら半分くらいの高さまで刈り込みます。

フランネルフラワー

柔らかで優しい質感の花!

フランネル(Flannel)とは、柔らかく軽い毛織物のことをいいますが、フランネルフラワーの細かい毛が密生する花の手ざわりは、フランネルを感じさせます。
あまり馴染みのない花ですが、近年、日本で品種改良されて、鉢花としてよく見かけるようになってきています。

フランネルフラワーの楽しみ方と管理

【開花期:4月~6月・9月~12月】

育てやすい鉢花として、コンパクトに育つタイプの品種「フェアリーホワイト」があります。この品種は、真夏と真冬は花を休みますが、春と秋の2度咲き、花の端が緑色をしています。

少し見慣れない草姿をしているこの植物の原産地はオーストラリア。
葉色が白っぽいのは、強い日差しによる葉やけを防ぐためで、オーストラリア原産の植物に多くみられる特徴のようです。
一日の寒暖差が激しい環境で生育しているため、暑さ・寒さに強く、日本の季節にも適しやすい植物です。

フランネルフラワーの育て方ポイント
  • 日当たりのよい場所を好むので、雨のかからない日なたに置いて管理します。ただし、凍らせると枯れてしまうので、冬は室内に取り込みましょう。真夏は、風通しのよい半日陰に置き、涼しく夏越しさせましょう。
  • 水はけがよい酸性の土を好むので、酸度無調整のピートモスと鹿沼土を半量ずつ混ぜた用土を使い、根鉢をくずさずに植えつけるのが、上手に育てるポイントです。
  • 梅雨や夏の高温多湿は苦手。地面に植える場合は、水はけを良くしてから植える必要があります。水のコントロールがしやすいので、コンテナで育てるのがおすすめです。
  • 根が空気をたくさん吸えるように、鉢の土が乾いて2、3日経ってから水をたっぷり与えます。(株元の葉が黄色くなって枯れ落ちてきたら水が足りないというサインです。)
  • 肥料が足りなくなると、花の大きさが小さくなってきます。適宜液体の肥料を施すか、植え付け後2週間ほどたってから固形の肥料を施すと良いでしょう。
  • 開花期が終わったら、早めに花茎の付け根から摘み取ります。
  • 全体的に緩行性の肥料を施して、梅雨から夏の間を乗り越えられる環境づくりをしておきましょう。そうすると、残暑が抜けた頃には つぼみがつき始め、また花を咲かせます。

育て方参考=育てよう!フランネルフラワー【季節を感じる花暮らし】

マーガレット

一重白花の代表格!

マーガレットは、スペイン領カナリア諸島原産の常緑多年草または低木です。
草丈は60cm~1m、年月を経た株は地際の茎が樹皮のように茶色くごつごつした感じになります。その姿から「モクシュンギク」の和名があります。
園芸品種は様々な花色・花姿がありますが野生種は白か黄色の一重咲きです。葉は深く切れ込んで羽のような姿をしています。

マーガレットの楽しみ方と管理

【開花期:11月~5月】

草丈が伸びてくるとどうしても倒れやすくなります。支柱を立てるか株元に土を寄せて倒れないようにしましょう。
年数を経た古株は、翌年に新しい枝葉を出させるためにも、9月頃に草丈の半分くらいにばっさりと刈り込むとよいでしょう。
鉢植えのものも長く伸びすぎたものに関しては切り戻しを行いますが あまり晩秋に行うと翌年の開花が遅れることがありますので作業は9月いっぱいくらいに終わらせましょう。

マーガレットの育て方ポイント
  • 【水やり】=水は必ず土の表面が乾いてから与えます。やや乾燥気味の土壌環境を好む性質があり、そのほうが根の生育も促されて全体的に育ちがよくなります。水のやりすぎによる過湿には気を付けましょう。
  • 【肥料】=春の開花期、5月~7月に1000倍の液体肥料を2週間に1回与えます。
    チッソ分の多い肥料を与えると葉ばかりが茂って花付きが悪くなります。肥料は少なめでもよく育つので、肥料の与え過ぎには注意してください。
  • 【お手入れ】=草丈が15cm程度になったら新芽を摘み取って、わき芽を出させるようにしましょう。その方が枝数が増えてバランスもよくなり、結果として花数も多くなります。

【鉢植えの場合】

12月~4月頃までは、日当たりのよい室内で管理します。寒風の当たらない南向きの日だまりを選んで、霜よけを行えば、戸外で冬越しさせることもできます。
5月~11月頃までは、日当たりのよい戸外で管理します。高温多湿を嫌うので、梅雨どきは長雨の当たらない風通しのよい場所へ移動させ、梅雨明けから8月までは半日陰で管理してください。

【庭植えの場合

南向きの日だまりなど、寒風の当らない日当たりのよい場所に植えつけます。
水はけが悪い場合は、土を盛ったり、腐葉土などを すき込んだりするとよいでしょう。
12月~2月は、霜よけを施してください。

ミヤコワスレ

名前にふさわしく風情を感じさせる花!

ミヤコワスレは、本州、四国、九州の山地に自生するミヤマヨメナ(深山嫁菜)の園芸品種につけられた和名です。
毎年春に花を咲かせる多年草で、鉢植えや庭植え、切り花に利用されます。野菊に似た清楚な花を咲かせ、日本独特の風情を感じさせます。

ミヤマヨメナは淡青色ですが、江戸時代から改良されてきたミヤコワスレには淡青色だけでなく、青やピンク、白があり、4月~6月にかけて花を咲かせます。

ミヤコワスレの楽しみ方と管理

【開花期:4月~6月】

開花中から夏にかけては明るい半日陰か西日の当たらないところで育て、秋から春にかけては日なたで管理します。乾燥が苦手なので適度な湿地を好みます。鉢植えの場合も腐葉土を多めに加えた水もちのよい用土で植えつけましょう。
花後か秋に株分けをし、苗を増やすことができます。

ミヤコワスレの育て方ポイント
  • 日当たりの良い場所に庭植えにしている場合、腐葉土やワラなどを敷いて土の乾燥を防ぎます。乾燥に弱いので土の表面が乾いたらたっぷりと水を与え、適湿を心がけてください。真夏は特に乾燥しやすいので水を切らさないように注意します。
  • 水やりで見落としやすいのが1月~2月の冬の乾燥期です。冬だからといって水やりは控えめにせず、普通通りに土の表面が乾いたらたっぷりと与えるようにします。ただし、土が湿っているのにさらに水をやると過湿状態になるので、気をつけましょう。
  • 肥料は植え付ける際に土の中にゆっくりと効くタイプの肥料を混ぜ込みます。追肥として開花中から花後と秋に1回ずつ同じ肥料を株元にばらまきます。
  • 5月~6月と9月~10月が植えつけ、植え替えの適期です。
    根がよく伸びて根詰まりを起こしやすいので、鉢植えは、毎年植え替えると成長が促進されます。庭植えは、数年に1回、株分けを兼ねて植え替えるとよく育ちます。

冬から春に咲く宿根草ガーデニング花12選のまとめ

冬や早春に咲き始め、春に花の最盛期を迎える宿根草を中心に紹介させていただきましたが、本来は宿根草でも、日本の暑さで夏越しできずに1年草扱いになっているものもあります。
春咲き宿根草は夏の間は休眠し、秋に芽吹いて生育を始めます。夏は風通しのよい場所で、直射日光の当たらない半日陰で育てましょう。

植物には、様々な特徴から いろいろなグループに分類されますが、花や葉、果実などを鑑賞する目的で栽培する場合は園芸的な分類をしています。これは、植物的な分類とは異なり、栽培上のポイントに基づいた分類で、生存期間の長さと栽培の共通性から「一年草・二年草」「多年草・樹木」に大別されるほか、多肉植物、観葉植物、ラン類など用途による分類もあります。こうした分類から、植物のライフサイクルや生長のパターンを知り、計画的に草花を育てることが大事です。

栽培方法、植物の生態については、環境により異なります。また、個人的な見解・解釈もありますので、栽培方法や生態については事前によく調べる必要があります。

【記事参考】

  • 成美堂出版:はじめてのコンテナガーデン
  • 主婦の友社:「園芸店で買った花」をすぐ枯らさない知恵とコツ
  • 株式会社西東社:これだけは知っておきたい園芸の基礎知識
  • NHK出版:みんなの趣味の園芸https://www.shuminoengei.jp/

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