家のシンボルにもなる庭木「中高木」10種を紹介!
中高木となると、手軽に楽しめるガーデニングというわけにはいきませんが、植えた樹木が大きく成長するにつれ、時の経過が感じられ いいものです。
シンボルツリーとして存在感を出すまでには、少し時間はかかりますが、家族の一員として高木を育ててみてはいかがでしょうか。
庭木の選定に、当サイトが参考になれば幸いです。
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おすすめの中高木10選
紹介する10種の中高木は、環境によっては育たないものもあります。また、たくさん花を咲かせたいのであれば、できるだけ長い時間 日が当たる場所を選ぶべきですが、夏の酷暑を嫌がる庭木もあります。
まずは植えたい樹木が、環境に合うかどうかを調べることが大事です。また、大きく育った後、枝木が伸び過ぎたり、葉が茂り過ぎたりしないよう樹木の管理についても事前に検討したほうがいいでしょう。
【庭の限られたスペースに樹木を植栽する場合、木の成長を抑えるなどして、周囲の環境や用途に合わせた樹形づくりが必要になります。また、樹木は一度植えつけて根ずくと、移設や撤去が難しくなります。事前にプランをたてて、植え込んでください。】
ウメ
- 科名:バラ科
- 分類:落葉高木
- 別名:―
- 花色:赤・桃・白
- 花期/鑑賞期:2~3月
ウメ 特徴
樹高は10mに達しますが、3~5m程度で栽培され、古くから花、香り、果実の3拍子揃った春を告げる落葉花木として全国各地で植栽され広く親しまれています。
観賞価値の高い花を咲かせる「花ウメ」と薬や食品加工用に向く良質の実をつける「実ウメ」に分けられ、目的の違いにより剪定方法や肥培管理など栽培方法が異なります。
花ウメの観賞対象は花のほかに香りや、幹の形や枝ぶりです。寿命の長い樹木なので、年月をかけて樹形をつくるのも楽しみの一つです。
特徴/育て方 参考=ウメの育て方 KOMERI.COM|How To情報
特徴/育て方 参考=ウメ(梅)-庭木図鑑 植木ペディア
カナメモチ
- 科名:バラ科
- 分類:常緑高木
- 別名:ベニカナメ
- 花色:白
- 花期/鑑賞期:5~6月/4月~5月(赤い新葉)
カナメモチ 特徴
鮮やかな赤色の新芽が特徴。
和風、洋風どちらの庭にも似合い、強い刈込みもできるので生垣にも適しています。
樹形優先で刈り込まれるため、赤い新芽ほど花や実は注目されていませんが、花と実もカナメモチの魅力です。
枝の伸びる力が強くて よく茂るので、刈りこんで色々な形にできます。主木(庭の中でメインとなる樹木)などにもされますが、生垣としての利用が非常に多いです。
特徴/育て方 参考=カナメモチ-植木図鑑 植木ペディア
特徴/育て方 参考=カナメモチの育て方|ヤサシイエンゲイ
サルスベリ
- 科名:ミソハギ科
- 分類:落葉中高木
- 別名:ヒャクジツコウ(百日紅)
- 花色:赤・桃・白
- 花期/鑑賞期:7~10月
サルスベリ 特徴
夏の庭を花で彩り満開時期の姿は よく目立ちます。秋には紅葉も楽しめる。
くねるような枝ぶりと、縞模様の なめらかな樹肌が特徴的です。
花後に球形や楕円形の果実をつけ、熟すと はじけてタネが散ります。タネには薄い羽のような翼(よく)が付いています。
特徴/育て方 参考=サルスベリ(百日紅)-庭木図鑑 植木ペディア
特徴/育て方 参考=サルスベリの育て方|ヤサシイエンゲイ
シラカバ
- 科名:カバノキ科
- 分類:落葉高木
- 別名:シラカンバ
- 花色:―
- 花期/鑑賞期:4~5月(花は地味で目立たない)
シラカバ 特徴
日本では本州中部より北の地域、北海道で見ることができます。
夏の涼しい高原などでは特に幹の白さが増し、美しさが際立ちます。残念ながら、暖かい地方では幹の白さが くっきりと出ません。冷涼な気候を好む北国向けの樹木といえます。
花粉が風によって運ばれる「風媒花(ふうばいか)」で、虫や鳥を誘う必要がないからなのか花は地味で目立ちません。
秋には葉が黄色に色づいて落葉しますが、その黄葉をまとった姿も美しいです。ただ、大気汚染に やや弱いので、人口の多い住宅地では奇麗に黄葉しません。
特徴/育て方 参考=シラカバ(白樺)-庭木図鑑 植木ペディア
特徴/育て方 参考=シラカバ(白樺)の育て方|ヤサシイエンゲイ
ハナカイドウ
- 科名:バラ科
- 分類:落葉低木
- 和名:花海棠
- 別名:カイドウ、スイシカイドウ(垂糸海棠)
- 花色:桃
- 花期/鑑賞期:4~5月
ハナカイドウ 特徴
ウメと共に日本庭園では定番の花木。
長めの花茎を伸ばして、垂れ下がるように花を付けるのでスイシカイドウ(垂糸海棠)とも呼ばれます。4月から5月の庭に新緑が目立ち始めるころに枝を埋めるようにして咲くピンク(淡紅色)の花が目に鮮やかです。
花の盛りは短いですが、一度見ると印象に残ります。
特徴/育て方 参考=ハナカイドウ(花海棠)-庭木図鑑 植木ペディア
特徴/育て方 参考=カイドウ(ハナカイドウ)の育て方|ヤサシイエンゲイ
ヒノキ/サワラ
- 科名:ヒノキ科
- 分類:常緑高木
- 和名:花海棠
- 別名:ヒノキ=ヒバ/サワラ=サワラギ
ヒノキ/サワラ 特徴
日本にはヒノキとサワラの2種が自生し、どちらも日本の固有種です。
ヒノキ属には たくさんの園芸品種があります。葉色や枝の形に特徴のあるものも多く、ガーデンプランに取り入れやすい品種が数多くあります。
シンボルツリーとして、また刈り込みに強いので、様々な形に刈り込み、目隠しや庭のアクセサリーとしても使うことができます。
特徴/育て方 参考=ヒノキ(檜)-庭木図鑑 植木ペディア
特徴/育て方 参考=サワラ(花柏)-庭木図鑑 植木ペディア
ギンヨウアカシア
- 科名:マメ科
- 分類:常緑高木
- 別名:ミモザアカシア
- 花色:黄
- 花期/鑑賞期:3~4月
ギンヨウアカシア 特徴
春早くに株を覆うほどの黄色い花を咲かせ、よく目立ちます。名前のとおり葉色が銀灰色で観賞価値が高く、庭園樹として人気があります。
枝葉が茂りすぎると重みや風を受けて枝が地面に接するほど大きく曲がることもあります。
大きく育つため、ある程度生育したら樹形維持のための剪定が必要となります。
特徴/育て方 参考=ギンヨウアカシア-庭木図鑑 植木ペディア
特徴/育て方 参考=ギンヨウアカシアの育て方-みんなの趣味の園芸
モクレン
- 科名:モクレン科
- 分類:落葉低~高木
- 別名:シモクレン・マグノリア
- 花色:白・紫
- 花期/鑑賞期:4月
モクレン 特徴
世界でもポピュラーな花木の一つで、海外ではマグノリアと呼ばれています。日本では春を告げる花として、古くから庭木などに親しまれてきました。
別名の「シモクレン(紫モクレン)」は花色にちなんでいます。近年は、同じく中国原産のハクモクレンがより広く栽培されますが、モクレンとハクモクレンは、花色以外も大きく異なります。ハクモクレンは樹高20mに達する高木で、単幹で幹が太くなりますが、モクレンは樹高4~5mほどの中高木で、株立ちになりやすく、やや横に広がります。
特徴/育て方 参考=モクレン(木蓮)-庭木図鑑 植木ペディア
特徴/育て方 参考=モクレンの仲間とは|ヤサシイエンゲイ
モチノキ
- 科名:モチノキ科
- 分類:常緑高木
- 別名:―
- 開花期:4~5月(花は小さく目立たない)
- 鑑賞期:10~12月(赤い実)
モチノキ 特徴
暑さに強いため、栽培は容易です。ただし、よく生育すると樹高が10mを超えるので、植え場所をよく吟味することが必要です。
刈り込みにも耐えるので、ある程度小さく保つこともできます。
花後に径1cmほどの丸い果実を付け、秋に真っ赤に熟します。たくさんの赤熟した果実を付けたモチノキは、光沢のある濃緑色の葉と相まって美しいです。
特徴/育て方 参考=モチノキ(黐の木)-庭木図鑑 植木ペディア
特徴/育て方 参考=モチノキの育て方|ヤサシイエンゲイ
モッコク
- 科名:ツバキ科
- 分類:常緑高木
- 別名:―
- 開花期:6~7月
モッコク 特徴
マツと並び、品格ある日本庭園の主木とされてきた常緑樹。
樹形としては直立して、上で放射状に広がる形になりやすい。
7月頃になると淡いクリーム色の花を うつむきかげんに咲かせます。
育つと10mを越す高木になりますが、生長はやや遅く、庭木として育てられているのは5m程度におさまっています。
特徴/育て方 参考=モッコク(木斛)-庭木図鑑 植木ペディア
特徴/育て方 参考=モッコクとは|ヤサシイエンゲイ
シンボルツリーに おすすめの中高木10選!のまとめ
庭のイメージを左右する庭木は、草花とは異なる手入れが必要です。特に「せん定」は庭のスペースやイメージに合わせて樹形を整えるだけでなく、新しい枝の成長を促したり、花数を調整するために必要な作業です。
庭づくりに限ったことではありませんが、まずはイメージして計画を立てることが大事です。適当に庭木を植え付けてしまうと、建物の美観を損なうばかりか後々のお手入れも大変です。
いつでも簡単にお手入れできるような庭づくりを心掛けてください。
※栽培方法、庭木の生態については、環境により異なります。また、庭木の利用方法など個人的な見解・解釈もありますこと ご了承ください。
【参考書籍】
- 株式会社西東社:これだけは知っておきたい園芸の基礎知識
- 株式会社永岡書店:初めての人でもよくわかる庭づくり