ハーブを育てて香りを楽しむ
ベランダのチョットしたスペースにプランターを置いて、自家製ハーブを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ハーブの一番の特徴は香りですが、この香りを利用したハーブティーは、様々な効果があるようです。種類にもよりますが、特にリラックス効果があるとして多くの方が楽しんでいるようです。
自分で育てたハーブでお茶を入れて「ホット一息」なんて、おしゃれですよね。
目次
プランターで育てるハーブ・12選
≪自家製ハーブの活用法≫
- 【ハーブティー】
フレッシュなもの、ドライなものどちらでもOKです。軽く水洗いしてポットにいれ、熱湯を注いで5分ほど抽出したら、出来上がりです。『セージ』・『レモングラス』・『カモミール』など、リラックス効果があるようです。 - 【ハーブソルト】
ハーブをザルなどに広げ、風通しのよい日陰で干してドライハーブにします。そして、細かく崩して岩塩など自然塩と混ぜれば、そのまま料理に便利なハーブソルトの完成です。『オレガノ』『タイム』『ローズマリー』などが、お薦めです。 - 【ハーブオイル/ハーブビネガー】
オリーブ油に新鮮なハーブを入れて漬ければハーブオイルに、また※ワインビネガーなどの酢に漬ければ、ドレッシングに便利なハーブビネガーとして楽しめます。
※ワインビネガー=ぶどう果汁をアルコール発酵させた後、さらに酢酸菌で発酵させて作られた酢
セージ
(抗菌・防腐効果あり)
出典:http://www.hanahiroba.com/
肉や魚料理の臭み消しや香りづけに利用されています。また抗菌・防腐・神経安定などの効果があるとされる万能ハーブ。 種類が多くカラーセージや斑入りなどもあるので、寄せ植えにもお薦めです。
真夏は直射日光を避け、風通しのいい場所で管理してください。
カモミール
(ハーブティーにお薦め)
出典:http://aoutan.blog63.fc2.com/
フレッシュ、またはドライでお茶にすると食欲増進・消化促進などの効果があるとされています。多年草のローマン種、一年草のジャーマン種がありますが、一般的にハーブティーに使われるのは、ジャーマン種が多いです。
乾燥を嫌うので水切れに注意してください。
オレガノ
(葉食用も観賞用も人気)
出典:http://aoutan.blog63.fc2.com/
一般的に料理に使われるオレガノのはワイルドマジョラムと呼ばれるもので、魚や肉の臭み消し、また香りづけに最適です。ハーブオイルやハーブビネガーもお薦めです。
やや乾燥気味を好むので、梅雨時期はあまり雨にあたらないようにしてください。
カレーリーフ
(スパイシーな香りを楽しむ)
出典:http://blog.chefhariom.com/
特にカレーの香りが強いわけではないが、南インドやスリランカでカレー料理を作る際に使われているのを見た西欧人が「カレーリーフ」と命名したようです。温暖な土地に向く常緑樹で暖かいところでは2m以上の木に成長します。
寒さに弱いので、冬は日当たりのよい室内で冬越ししてください。
タイム
(料理に幅広く利用)
爽やかな芳香とほろ苦い風味があり、肉・魚介料理、煮込みのブーケガルニ、ドレッシングなどに利用されています。また、油や酢に漬け込んで香りを浸出させたハーブオイルやハーブビネガーなど、用途は広いです。
茂り過ぎて株元の通気が悪くならないように、まめに切戻してください。
レモンバーム
(入浴剤としても楽しめる)
出典:http://banban.hatenablog.com/
名前の通り、レモンのような香りが特徴的で、ハーブティーや料理の香り付けに利用されています。生葉を摘み取って手のひらで「ぱん!」とたたいて香りを出してから紅茶やワインに浮かべても十分香りを楽しむことができます。また、入浴剤として利用すれば、リラックス効果があるといわれています。
夏の直射日光に弱いので、真夏は半日陰に置いてください。四季を通じて明るい室内でも栽培可能です。
ローズマリー
(香りでリフレッシュ)
出典:http://onion.cocolog-nifty.com/
殺菌・抗菌・抗酸化作用があり、精神を休める効果があるとされています。料理では特に肉料理との相性がよいとされ、特に臭み消しには最適です。
乾燥を好むので、水のやり過ぎに注意してください。また枝が混み合っていたら、冬前や梅雨時期に刈り込んで風通しを良くしてください。
イタリアン パセリ
(利用価値の高いハーブ)
出典:http://blog.kochan.com/archives/
ほんの少量でもその素晴らしい香りを楽しめますので、家庭での利用ならば1~2株あれば十分です。また、若い葉は香りよく柔らかいので、そのままサラダや料理に添えて、おいしくいただけます。
1年を通じて収穫できるので、利用価値の高いハーブです。葉をつけ根から切り取ると、株元から次々と新芽が出て、柔らかくおいしい葉が収穫できます。
バジル
(トマトやチーズに!)
出典:http://ar-flower.com/bajil-kotsu204/
もっとも一般的なのは「スイートバジル」ですが、たくさんの園芸品種があります。特にスパイスとして使われるのは、「スイートバジル」と「ブッシュバジル」です。
バジルの芳香は、イタリアンパスタやトマト料理にピッタリです。また殺菌作用、消化促進作用の効果もあるようです。
収穫をかねて先端を切って摘芯すると、枝分かれして葉がたくさん出ます。
パクチー
(エスニック料理に!)
出典:http://www.kochan.com/saien/
「コリアンダー」または「シャンツァイ」とも呼ばれています。クセのある香りがあり、食欲増進・消化促進に効果的です。香りについては、苦手な人も多いので栽培する前に香りを確認してください。
高さ20センチくらいに成長したら、葉を収穫できます。また、夏に咲く花の後につく実は、乾燥させてスパイスとして使えます。
ミント
(さわやかな香り)
出典:http://r.gnavi.co.jp/na5w900/
「ペパーミント」「スペアミント」「アップルミント」など品種はいろいろです。5月~7月くらいの花が咲く前に収穫したものが最もミントらしい香りが楽しめます。花が咲くと本来の香りが弱くなります。
生育が旺盛で、株が大きくなるため、秋に短く切戻して形を整えてください。また、それ以上大きくしたくない場合は株分けをしてください。
ルッコラ
(ゴマの風味とピリッと辛みが楽しめる)
出典:http://gardenlife-klimt.blogspot.jp/
タネまき後1ヶ月くらいから収穫を始められます。新しい葉はどんどん生長して育っていきますので、下の方の葉から順に摘み取って利用してください。そうすることで長い期間収穫できます。
チーズやオリーブオイル、生ハムなどと相性がよく、サンドイッチに挟んだり焼き上がったピザに散らしたりと生葉のフレッシュな香りを楽しめます。
ベランダのプランターで育てやすいハーブ
・簡単栽培おすすめ12選!のまとめ
多くのハーブティーは、毎日の健康と美容をサポートし、またその優れたリラックス効果でティータイムのお供に、最適なものです。しかし、飲む方の体調や体質によっては影響が出てしまう場合があり、注意しなくてはいけないハーブもあります。
特に妊娠中の方や授乳中の方は大事な赤ちゃんに影響する場合がありますので、ハーブティーを飲まれる際には、あらかじめ医師にご相談されることをおすすめします。
※紹介した植物については、個人的な見解もありますので、実際に植込み栽培する場合、事前にしっかり調べることをお薦めします。
参考:妊活にハーブティーは効果がある?妊娠したいときのおすすめは?